岡田拓郎、豪華音楽家参加の最新アルバム『Betsu No Jilkan』がアナログ化!
現代における「ポップソング」の可能性に真っ向から挑み賞賛を得た前作『Morning Sun』から約2年ぶりとなるの本アルバムは、コロナ禍のもと彼が取り組んできた試みの集大成と呼ぶべき作品となりました。
ドラマー・石若駿との即興演奏にエディットを施し、更にJim O'Rourke、Nels Cline(Wilco)、Sam Gendel、Carlos Nino、細野晴臣といった国内外の錚々たる音楽家たちによってリモート収録されたデータをエディット/コラージュし、自身と各人の演奏を混ぜ込みながら制作。アンビエント・ジャズ、フリー・インプロヴィゼーション、電子音響、サウンドコラージュ、ポップスであり、そのいずれでもない、当代随一のポップエクスペリメンタリスト岡田拓郎が静かに提示する、全6曲。石若駿、Sam Gendelが参加した、John Coltrane"A Love Supreme"のカバーも必聴です。
発売・販売元 提供資料(2022/10/18)
さまざまなプロジェクトにギタリストとして貢献する音楽家/コンポーザーの新作。サム・ゲンデル、カルロス・ニーニョ、細野晴臣といった才人たちを招いた本作では、優美かつ幽玄な音が聴き手を〈別の時間〉へと誘う。即興演奏と編集を何度も繰り返しながら構築されたサウンドは、その隅々まで位相や重なり方を考え抜かれているようでいて、ある種の定型を拒み続けるかのような野蛮さが何よりの魅力となっている。
bounce (C)田中亮太
タワーレコード(vol.465(2022年8月25日発行号)掲載)