ヴァン・ヘイレンはデビューからの5年間、アルバムのランキングを少しずつ上げていき、5枚目のアルバム『Diver Down』(1982年)はビルボードで3位、400万枚のセールスを上げるヒット作となった。この前作の『Faie Warning』をリリースした後、バンドは休養を取ろうと思っていたが、ロイ・オービソンのカヴァー曲「Oh! Pretty Woman」のヒットで、そのまま活動を継続。いつも通りに2週間程度の制作期間で『Diver Down』を完成させた。これは『Diver Down』リリース後、7月から年内いっぱい北米を回った"Hide Your Sheep Tourから、1982年9月10日のカリフォルニア州イングルウッド、ザ・フォーラムでの4日連続公演の2日目を収録。 (C)RS
JMD(2022/10/07)
デビュー5年目で『Diver Down』が全米で3位を記録した後の"Hide Your Sheep Tourから、地元、カリフォルニアでの熱狂のライヴ!
ヴァン・ヘイレンはデビューからの5年間、アルバムのランキングを少しずつ上げていき、5枚目のアルバム『Diver Down』(1982年)はビルボードで3位、400万枚のセールスを上げるヒット作となった。この前作の『Faie Warning』をリリースした後、バンドは休養を取ろうと思っていたが、ロイ・オービソンのカヴァー曲「Oh! Pretty Woman」のヒットで、そのまま活動を継続。いつも通りに2週間程度の制作期間で『Diver Down』を完成させた。これは『Diver Down』リリース後、7月から年内いっぱい北米を回った"Hide Your Sheep Tourから、1982年9月10日のカリフォルニア州イングルウッド、ザ・フォーラムでの4日連続公演の2日目を収録したものだ。ちなみに、この翌年には初の南米ツアー"No Promlem Tour"が行われており、ここでエディの有名なクレイマー製のギターが初めて使われたと言われている。イングルウッドといえば、彼らの結成の地であるパサデナから20マイルほどの距離。そんな地元でのライヴということもあってか、観客の熱狂ぶりがすごい。ただし、この時期のライヴは、デイヴ・リー・ロス(Vo)のショウマンシップ的な側面が目立ち始めたことで、演奏そのものや音楽的な評価とは別のところで、微妙な評価も聞かれる。逆に、エディのギターが最も冴えまくっていた時期でもあり、そのあたりで評価が分かれるところもある。この後、彼らはシンセサイザーを大胆に取り入れた『1984』(1984年)でさらなる飛躍を遂げるわけだが、そこに至る過渡期であり、ある意味、初期の集大成と言える時期。ストレートなバンド・サウンドが聴けるこの時期の演奏は押さえておきたい。
発売・販売元 提供資料(2022/09/30)