This is the eponymously titled seventh effort from Welsh metallers Bullet for My Valentine. Produced by Carl Brown (Rise to Remain, While She Sleeps) the album sees the band move into harsher, more aggressive territory than that of its predecessor, 2018s Gravity, delivering a mix of crushing riffs, pummeling drums, and intense guttural, screamo vocals.
Rovi
セルフ・タイトルを冠した7作目はメタルの真芯を射抜いた渾身の一枚だ。前作『Gravity』は電子音などを導入したミッドテンポの曲調が多い転機作であったが、今回はその反動だろうか、ヘヴィーかつスピーディー、鬼神の如き演奏で猛攻撃を仕掛けている。血管ブチ切れのシャウト・ヴォーカル、硬質なリフとリズムの嵐にアドレナリンは高まるばかりだ。特に前半5 曲目までは次世代のメタル界を担う気迫に満ちている。また中盤から後半にかけての"Rainbow Veins"Shatter"では爽快な合唱コーラスを取り入れ、スタジアム・ロック然とした華やかさも備えながら、後者ではパンテラばりのグルーヴ・メタルで威嚇。
bounce (C)荒金良介
タワーレコード(vol.455(2021年10月25日発行号)掲載)