大ヒットしたチン・ベルナルデスの1STアルバムがブラジルでも再レコード化。ゲートホールドジャケット/通常盤/限定プレス。
「カエターノ・ヴェローゾ meets ブライアン・ウィルソン」 「21世紀のブラジリアン・ソング・サイクル」 などと称されるブラジルのSSW、チン・ベルナルデスのソロ・デビュー作。
カエターノ・ヴェローゾ meets ブライアン・ウィルソン または 21世紀のブラジリアン・ソング・サイクル。サンパウロのロック・バンド「オ・テルノ」の一員としても活躍するSSW、チン・ベルナルデスのソロ・デビュー作。全ての作編曲、さらにはヴォイス、コーラス、ギター、ベース、オルガン、メロトロン、パーカッションなどを自身で演奏。ユニバーサルな魅力をもつソング・ライティングとカエターノ・ヴェローゾにも通ずる優しいヴォーカルに、弦を交えた柔らかなアンサンブルが「ウォール・オブ・サウンド」のごとく迫り来るその内容は、ポップ・アルバムとして出色の出来。2017年にはデベンドラ・バンハートや坂本慎太郎、フアナ・モリーナらとともにドイツのフェス「WEEK-END」に自身のバンドで出演するなど、すでに世界的には注目集める存在で、本作の国内盤リリースによりここ日本でもブレイク必至である。
発売・販売元 提供資料(2022/10/11)
なぜ、こんなにも美しいメロディーがかけるのだろう。叙情に溢れ、物語性に富んでいて、フォーキーではあるのだけど幻想的で。ドビュッシー風のピアノ、メロトロン、ハープや管弦が現れる度に夢と現実は交錯し、甘やかなノスタルジーを纏い浮遊する楽曲はまるでミシェル・ゴンドリーの恋愛睡眠。2017年に発表するや否やブラジル音楽リスナーの間で大絶賛となり、"ブラジルのブライアン・ウィルソン"と評されたサンパウロのSSWチン・ベルナルデス。カエターノやミルトン以上にフリート・フォクシーズやスフィアン・スティーヴンスとの親近性を感じさせる新世代のデビュー作が満を持して国内盤化。
intoxicate (C)小畑雄巨
タワーレコード(vol.135(2018年8月20日発行号)掲載)