OMSBが2015年にリリースした傑作2ndソロ『Think Good』が3枚組特殊ジャケット仕様/完全限定プレスで待望のアナログ化!ceroをはじめとするロック界隈との共演など多くのアーティストとの邂逅を含む新たな音楽世界の旅を経てラッパー/ビートメイカーとしての全てを注ぎ込んだフルボリューム作品。 (C)RS
JMD(2022/09/30)
ヒップホップ識者から高い評価を受け、2012年の邦ヒップホップ年間ベストに名を連ねた1st ソロ・アルバム『Mr "All Bad" Jordan』から約2年半、SIMI LABとして2nd『Page 2 : Mind Over Matter』をリリース、トラックメイカーとしてのビート・アルバム『OMBS』をBlack Smoker Recordsから出す他、プロデューサーとしても、KOHH『Monochrome』やPRIMAL『Proletariat』、Campanella『VIVID』でトラック提供する他、類い稀な創作意欲で数々の楽曲を残してきたOMSBが2015年にリリースした傑作2ndソロ・アルバム『Think Good』が3枚組特殊ジャケット仕様/完全限定プレスで待望のアナログ化!
ceroをはじめとするロック界隈との共演、そしてFlying Lotusも出演するSonar Soundで同じステージに立つ他、多くのアーティストとの邂逅を含む新たな音楽世界の旅を経て、ラッパー/ビートメイカーとしての全てを注ぎ込んだフルボリューム作品。
発売・販売元 提供資料(2022/09/21)
ソロとしては2年半ぶりのラップ・アルバムは、充実した前作がいまにしてはプロトタイプでしかなかったとすら思える深みを帯びたサウンドが大いに耳を奪う一作に。SIMI LABの2作目、BLACK SMOKERからのビート・アルバムも経て、より重厚にさまざまな鳴りが絡み合い、表情豊かに熱量を増したトラックは、一層スリリング(Illicit Tsuboiの貢献大?)。生い立ちや取り巻く環境を写し取りながら、勢いに任せた感情も隠さなかったリリックは言葉の矛を収め、みずからにも向ける冷ややかな視線が前作の〈All Bad〉ぶりを返上している。B.D.やB.I.G. JOE、jjjらラッパー勢とのことごとく熱いマイク・リレーや、スキットなどに見る前作同様の抜き含め、起伏に富んだ構成も見事という他ない、必携の一枚だ。
bounce (C)一ノ木裕之
タワーレコード(vol.378(2015年4月25日発行号)掲載)