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| フォーマット | 書籍 |
| 発売日 | 2019年05月31日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| 出版社 | 岩波書店 |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | - |
| SKU | 9784000613439 |
| ページ数 | 196 |
| 判型 | 46 |
構成数 : 1枚
はじめに
I 新たな/継続する「教科書問題」
1 戦後初の道徳教科書と検定制度
パン屋さんが消えた/教科書検定の実際/「考え,議論する道徳」
2 歴史教科書をめぐる攻防――1990年代末~2000年代
2001年教科書検定/後退する記述/育鵬社教科書代表執筆者・伊藤隆氏は語る/「政治家がタッチしてはいけないのかと言えば」/沖縄「集団自決」と教科書問題/集団自決の現場で/検定意見と記述の復活
3 新たな/継続する潮流
「学び舎」教科書の採用を中止せよ/防府市長(当時)・松浦正人氏は語る/抗議ハガキ事件の波紋/教科書採択に揺れた町――東京都大田区/当時の教育委員長の教科書についての考え/政治家と教科書採択/番組への反響から/大阪市での「教科書に関するアンケート」
II 先鋭化する〈政治と教育〉──大阪でいま起こっていること
4 大阪の「教育基本条例案」とアメリカ流教育改革
教育基本条例案の激震/アメリカの公教育の危機を伝える/番組への賛否/攻防激化,条例成立へ/教育委員としての信念
5 君が代「口元チェック」と「マネジメント」強化
君が代「口元チェック」の是非/府立高校校長のホンネ/橋下市長と激突,その影響/政治家の言葉の力/不起立の理由は?
6 変質した教育委員会と教師の締めつけ
民間出身の若き教育長の登場/首長との連携強化へ法改正/「ゼロ・トレランス」(不寛容)の先にある排除/ゼロ・トレランスと教員管理/個性溢れる先生たちが,逃げる/慰安婦授業と維新・自民勢力による"教師狩り"
7 前川喜平氏が語る政治と教育の攻防
防波堤になる教育委員会,ならない教育委員会/現状の教育行政制度をどう見るか
終章 大阪らしい教育から民主主義教育へ
民主主義って何?/受け手の側に立って
あとがき
教科書検定の手続き(21)/教科書の採択のしくみ(56)/教育委員会制度のしくみ(114)
「反日教科書の採用を即刻中止せよ」。学校に押し寄せる抗議ハガキ。
道徳や歴史教育をめぐり、ときにソフトに、あからさまに、現場に圧力がかかっている。
2017年度ギャラクシー賞大賞受賞番組(毎日放送)に、地元・大阪の教育行政の変質などを盛り込み書籍化。
揺れ動く2000年代日本の貴重な記録。

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