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| フォーマット | 書籍 |
| 発売日 | 2022年09月20日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| 出版社 | 岩波書店 |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | 文庫 |
| SKU | 9784006004538 |
| ページ数 | 380 |
| 判型 | 文庫 |
構成数 : 1枚
はじめに
序章 日本仏教を捉え返す
第I章 出家と在家――近代的な仏教理解を超えて
一 日本仏教と在家主義
二 出家の意味を問う
三 出家・サンガ(僧伽)・正法
第II章 仏教と国家――正法を具現する社会
一 日本仏教史観の革新
二 統一国家と仏教社会倫理
三 正法に基づく統治の理念
第III章 正法と慈悲――仏教倫理の基礎概念
一 正法の軽さと慈悲の重さ
二 仏教倫理の根本としての慈悲
三 慈悲の理念と日本仏教
四 鎌倉仏教優越史観と慈悲の重視
第IV章 正法と末法――日本仏教の形成
一 『金光明経』が示す社会倫理
二 日本の古代仏教と正法の理念
三 禅宗と浄土宗が目指したもの
四 明恵と道元の選んだ道
第V章 正法復興運動の系譜――中世から近世へ
一 正法復興運動としての新義律宗
二 日蓮による正法復興運動
三 近世の正法復興運動
第VI章 在家主義仏教と社会性の自覚――近代から現代へ
一 近代仏教の正法理念と日蓮主義
二 正法理念を引き継ぐ法華 = 日蓮系新宗教
三 仏教の社会性の自覚
終章 東日本大震災と仏教の力
補章 近代日本仏教の社会倫理――伝統仏教教団を中心に
文献一覧
あとがき
岩波現代文庫版あとがき
索引
仏教には本来、社会倫理的な実践が大きな要素として備わっていた。近代的な宗教観のもとで見落とされがちだった、そうした倫理性・社会性の側面が、現代社会の中で再び顕わになりつつある。本書は、サッダルマ(正法)を世に現す生き方の系譜に着目しながら、日本仏教の実践思想を捉え直し、宗派主義の枠を超えた新しい日本仏教史像を提示する試みである。

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