フォーマット |
CD |
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構成数 |
45 |
国内/輸入 |
輸入 |
パッケージ仕様 |
ボックス |
発売日 |
2022年11月11日 |
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規格品番 |
9029624527 |
レーベル |
|
SKU |
190296245275 |
それまでの多くの解釈を破り、近現代の音楽まで新たなる発見を見いだしてきた指揮者ロジャー・ノリントン。1934年オックスフォードに生まれ、ヴァイオリンを学び、少年合唱団員としても歌いました。 ケンブリッジ大学在学中、テノールとして歌い、指揮も始めました。王立音楽大学で指揮を学び、そこでエイドリアン・ボールトにも学び、1962年にシュッツ合唱団を設立。1969年から1984年の間ケント・オペラの音楽監督を務め、舞台監督のジョナサン・ミラーとともに斬新なオペラ舞台を作り上げました。そのレパートリーは、バロックからティペットなどの現代の作曲家にまで及びました。
1978年にピリオド楽器オーケストラであるロンドン・クラシカル・プレイヤーズを設立。1986年からはじまったベートーヴェンの交響曲チクルスから、旧EMIと専属契約を結び録音を開始。ノリントンの演奏には常に新たな新発見・解釈があり、ベートーヴェンとの歴史的な情報に基づくメトロノームの速度指示に注目し演奏したことは多くの議論を呼び起こしましたが、ノリントンは『私たちが行うのは「本物」ではありません。私自身、その言葉を使うことはありません。情熱がすべてです』と、述べています。このチクルスの中で「第9番」は最も衝撃的な解釈であり、グラモフォン誌は『ベートーヴェンは、過去20年または30年の間に現代楽器で記録された最高のものと比較することができる…ベートーヴェンとのノリントンのやり方…そのいくつかの部分でトスカニーニと同じことを見いだせる…ノリントンを本当に魅了するのはリズムとパルスが決定打といえよう。18世紀の演奏スタイル、楽器の明瞭さ、ベートーヴェン独自のメトロノームの速度指定…これは、私がかなり長い間に聴いてきたベートーヴェン交響曲の最も興味深く新たなる記録」と評しました。
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ワーナーミュージック・ジャパン
『英国の指揮者ロジャー・ノリントンは…クラシック音楽で最も人気のある指揮者のひとりとなった…古楽復興の最も話題のスター。これは演奏スタイルの歴史的な再現ともいわれ、彼の解釈の広く認められた卓越性によって達成し、古楽復興の年代順の限界を19世紀のロマンチックなレパートリーに押し進めることに熱心に取り組んだ。ノリントン氏はもはや「古楽」を演奏していない…新鮮で活気のある方法で今の古典派音楽解釈の基準を作り上げた…このレパートリーでは、活発なテンポ、劇的なアクセントを組み合わせた演奏は、素晴らしさと時代の音色への活発な反応が1つの活気に満ちたパッケージにまとめられている』と、ニューヨーク・タイムズで評されました。1997年にノリントンの病気によりロンドン・クラシカル・プレイヤーズが解散(実質、エイジ・オブ・エンライトゥンメント管弦楽団に吸収)され旧EMIとの契約は終了となりましたが、その後シュトゥットガルト放送交響楽団の首席指揮者となり、その演奏をモダン楽器に発展させ、ノン・ヴィブラート奏法の使用による「ピュア・トーン」での美しくも刺激的な演奏で話題を呼びました。
このボックスでは、約10年のロンドン・クラシカル・プレイヤーズとの録音全て。そして1992年リンカーン・センターで行われた「ロッシーニ生誕200年記念ガラコンサート」のライヴ録音、ワーナークラシックスへのダニエル・ホープとの共演アルバム、カウンターテナーのデイヴィッド・ダニエルズとの共演アルバムも追加されています。
※多くのリスナーに低価格で音楽をお聴きいただきたく、ブックレットには、歌詞・対訳は掲載しておりません。
※輸入商品のため、入荷時点で、商品(ジャケット・外装ビニール・外装箱・ケース・封入物など含む)に、細かい傷・折れ・擦れ・凹み・破れ・汚れ・角潰れ・再生に影響のないディスク盤面の傷・汚れ・イメージ違い・個体差などが見られる場合がございます。
(2/2)
ワーナーミュージック・ジャパン
構成数 | 45枚
《CD1》
ヘンデル:
水上の音楽 第1組曲 ヘ長調
水上の音楽 第2組曲 ニ長調
王宮の花火の音楽
[録音]
1996年1月9-12日、Lyndhurst Hall, Air Studios, London
《CD2》
ハイドン:
交響曲第99番 変ホ長調
交響曲第100番 ト長調『軍隊』
[録音]
1993年8月、No. 1 Studio, Abbey Road, London
《CD3》
ハイドン:-
交響曲第101番 ニ長調『時計』
交響曲第102番 変ロ長調
[録音]
1993年4月6-8, 10日、No. 1 Studio, Abbey Road, London
《CD》
ハイドン:
交響曲第103番 変ホ長調『太鼓連打』
交響曲第104番 ニ長調『ロンドン』
[録音]
1992年11月23-26日、No. 1 Studio, Abbey Road, London
《CD5》
モーツァルト:
交響曲第38番 ニ長調 K.504『プラハ』
交響曲第40番 ト短調 K.550
[録音]
1991年11月19-21日、No. 1 Studio, Abbey Road, London
《CD6》
モーツァルト:
交響曲第39番 変ホ長調 K.543
交響曲第41番 ハ長調 K.551『ジュピター』
[録音]
1990年3月18-20, 22日、No. 1 Studio, Abbey Road, London
《CD7》
モーツァルト:
ピアノ協奏曲第16番 ニ長調 K.451
ヴァイオリン・ソナタ ト長調 K.379
ピアノとヴァイオリンのための協奏曲 ニ長調 K. Anh. 56/K. 315f
[演奏]
ダニエル・ホープ(ヴァイオリン:K.379, 56)
セバスティアン・クナウアー(ピアノ)
カメラータ・ザルツブルク(K.451, 56)
ロジャー・ノリントン(指揮:K.451, 56)
[録音]
2004年5月17-19日、Main Hall, Mozarteum, Salzburg
《CD8》
モーツァルト:
ピアノ協奏曲第23番 イ長調 K.488
ピアノ協奏曲第20番 ニ短調 K.466
[共演]
メルヴィン・タン(フォルテピアノ:ヴァルター1795年モデル)
[録音]
1991年4月17-19日、No. 1 Studio, Abbey Road, London
《CD9》
モーツァルト:
ピアノ協奏曲第24番 ハ短調 K.491
ピアノ協奏曲第25番 ハ長調 K.503
[共演]
メルヴィン・タン(フォルテピアノ:シュトライヒャー1814年モデル)
[録音]
1991年10月26-28日、No. 1 Studio, Abbey Road, London
《CD10》
モーツァルト:
フリーメーソンのための葬送曲 ハ短調 K.477 (479a)
レクイエム ニ短調 K.626(ダンカン・ドゥルース校訂版)
アヴェ・ヴェルム・コルプス K.618
[共演]
ナンシー・アージェンタ(ソプラノ)
キャサリン・ロビン(アルト)
ジョン・マーク・エインズリー(テノール)
アラステア・マイルズ(バス)
ロンドン・シュッツ合唱団
[録音]
1991年9月、St Augustine's Church, Kilburn, London
《CD11》
ベートーヴェン:
交響曲第1番ハ長調 Op.21
交響曲第6番ヘ長調 Op.68『田園』
[録音]
1987年9月16-18日、No. 1 Studio, Abbey Road, London
《CD12》
ベートーヴェン:
交響曲第2番ニ長調 Op.36
交響曲第8番ヘ長調 Op.93
[録音]
1986年7月28-30日、No. 1 Studio, Abbey Road, London
《CD13》
ベートーヴェン:
『プロメテウスの創造物』序曲 Op.43
交響曲第3番変ホ長調 Op.55『英雄』
[録音]
1987年10月、No. 1 Studio, Abbey Road, London
《CD14》
ベートーヴェン:
交響曲第4番変ロ長調 Op.60
交響曲第5番ハ短調 Op.67
[録音]
1988年4月、No. 1 Studio, Abbey Road, London
《CD15》
ベートーヴェン:
『コリオラン』序曲 Op.62
『エグモント』序曲 Op.64
交響曲第7番イ長調 Op.92
[録音]
1988年8月、No. 1 Studio, Abbey Road, London
《CD16》
ベートーヴェン:交響曲第9番ニ長調 Op.125『合唱』
[共演]
イヴォンヌ・ケニー(ソプラノ)
サラ・ウォーカー(メゾ・ソプラノ)
パトリック・パワー(テノール)
ペッテリ・サロマー(バス)
ロンドン・シュッツ合唱団
[録音]
1987年2月10-12日、No. 1 Studio, Abbey Road, London
《CD17》
ベートーヴェン:
ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調 Op.19
ピアノ協奏曲第1番 ハ長調 Op.15
[共演]
メルヴィン・タン(フォルテピアノ)
[録音]
1988年3月、No. 1 Studio, Abbey Road, London
《CD18》
ベートーヴェン:
ピアノ協奏曲第3番 ハ短調 Op.37
ピアノ協奏曲第4番 ト長調 Op.58
[共演]
メルヴィン・タン(フォルテピアノ)
[録音]
1988年3月、No. 1 Studio, Abbey Road, London
《CD19》
ベートーヴェン:
ピアノ協奏曲第5番 変ホ長調 Op.73『皇帝』
合唱幻想曲 ハ短調 Op.80*
[共演]
メルヴィン・タン(フォルテピアノ)
ロンドン・シュッツ合唱団*
[録音]
1989年1月、No. 1 Studio, Abbey Road, London
《CD20》
ウェーバー:
交響曲第1番 ハ長調 J.50
ピアノと管弦楽のためのコンツェルトシュテュック ヘ短調 Op.79 J.282*
交響曲第2番 ハ長調 J.51
[共演]
メルヴィン・タン(フォルテピアノ)*
[録音]
1994年3月8-11日、No. 1 Studio, Abbey Road, London
《CD21》
ウェーバー:歌劇『オベロン』序曲
メンデルスゾーン:序曲『フィンガルの洞窟』Op.26
ベルリオーズ:序曲『宗教裁判官』Op.3
シューマン:歌劇『ゲノフェーファ』序曲
シューベルト:劇音楽『魔法の竪琴』序曲
ワーグナー:歌劇『さまよえるオランダ人』序曲(1841年オリジナル版)
[録音]
1988年11月、No. 1 Studio, Abbey Road, London
《CD22》
ロッシーニ:
歌劇『絹のはしご』序曲
歌劇『ブルスキーノ氏』序曲
歌劇『アルジェのイタリア女』序曲
歌劇『セビリャの理髪師』序曲
歌劇『泥棒かささぎ』序曲
歌劇『セミラーミデ』序曲
歌劇『ウィリアム・テル』序曲
[録音]
1990年1月22-25日、No. 1 Studio, Abbey Road, London
《CD23》
シューベルト:
交響曲第4番 ハ短調 D.417『悲劇的』
交響曲第5番 ハ長調 D.589
[録音]
1990年5月3-5日、No. 1 Studio, Abbey Road, London
《CD24》
シューベルト:
交響曲第5番 変ロ長調 D.485
交響曲第8番 ロ短調 D.759『未完成』
[録音]
1989年3月7-9日、No. 1 Studio, Abbey Road, London
《CD25》
シューベルト:交響曲第9番 ハ長調 D.944『ザ・グレイト』
[録音]
1988年9月30日~10月2日、No. 1 Studio, Abbey Road, London
《CD26》
ベルリオーズ:幻想交響曲 Op.14
[録音]
1988年3月8-10日、No. 1 Studio, Abbey Road, London
《CD27》
メンデルスゾーン:
交響曲第3番 イ短調 Op.56『スコットランド』
交響曲第4番 イ長調 Op.90『イタリア』
[録音]
1989年7月23-26日、No. 1 Studio, Abbey Road, London
《CD28》
シューマン:
交響曲第3番 変ホ長調 Op.97『ライン』
交響曲第4番 ニ短調 Op.120(1851年改訂版)
[録音]
1989年9月1-5日、11月6-9日、No. 1 Studio, Abbey Road, London
《CD29》
ワーグナー:
歌劇『リエンツィ』序曲
楽劇『トリスタンとイゾルデ』第1幕前奏曲
楽劇『トリスタンとイゾルデ』より『イゾルデの愛の死』*
楽劇『ニュルンベルクのマイスタージンガー』より第1幕の前奏曲
『ジークフリート牧歌』
舞台神聖祝典劇 『パルジファル』第1幕前奏曲
歌劇 『ローエングリン』第3幕前奏曲
[共演]
ジェーン・イーグレン(ソプラノ)*
[録音]
1994年10月3-6日、No. 1 Studio, Abbey Road, London
《CD30》
ブルックナー:交響曲第3番 ニ短調 WAB.103(1873年版)
[録音]
1995年9月25-28日、No. 1 Studio, Abbey Road, London
《CD31》
チェコ共和国国歌『祖国よ』
スメタナ:連作交響詩『わが祖国』(全曲)
[録音]
1996年5月15-18日、No. 1 Studio, Abbey Road, London
《CD32》
ブラームス:
ハイドンの主題による変奏曲Op.56a
交響曲 第1番 ハ短調Op.68
[録音]
1990年9月26-29日、No. 1 Studio, Abbey Road, London
《CD33》
ブラームス:
悲劇的序曲 Op.81
交響曲 第2番 ニ長調 Op.73
[録音]
1992年9月27-30日、No. 1 Studio, Abbey Road, London
《CD34》
ブラームス:
交響曲 第3番 ヘ長調 Op.90
交響曲 第4番 ホ短調 Op.98
[録音]
1995年5月24-25, 27-28日、No. 1 Studio, Abbey Road, London
《CD35》
ブラームス:
埋葬の歌Op.13
ドイツ・レクイエム Op.45
[共演]
リン・ドーソン(ソプラノ)
オラフ・ベーア(バリトン)
ロンドン・シュッツ合唱団
[録音]
1992年3月、No. 1 Studio, Abbey Road, London
《CD36-37》
パーセル:歌劇『妖精の女王』(全曲)
[共演]
ロレイン・ハント(ソプラノ)
カトリーヌ・ピエラール(ソプラノ)
マーク・パドモア(テノール)
ハワード・クルック(テノール)
スーザン・ビックリー(メゾ・ソプラノ)
リチャード・ウィストライク(バス)
デイヴィッド・ウィルソン=ジョンソン(バス)
ロンドン・シュッツ合唱団
[録音]
1993年11月、Queen Elizabeth Hall, London
《CD38》
ヘンデル:
歌劇『セルセ』HWV.40~「Ombra mai fu」
歌劇『ジューリオ・チェーザレ』HWV.17~「Va tacito e nascosto」「Al lampo dell'armito」「Aure, deh, per pieta」
歌劇『タメルラーノ』HWV.18 ~「A dispetto」
歌劇『アリオダンテ』HWV.33 ~「Scherza infida」
歌劇『ジューリオ・チェーザレ』HWV.17~「L'angue offeso mai riposa」
歌劇『ロデリンダ』HWV.19 ~「Vivi, tiranno」
歌劇『リナルド』HWV.7 ~「Venti turbini」
[演奏]
デイヴィッド・ダニエルズ (カウンターテナー)
エイジ・オブ・インライトゥメント管弦楽団
ロジャー・ノリントン(指揮)
[録音]
1998年2月11, 13, 15日、No. 1 Studio, Abbey Road, London
《CD39-41》
モーツァルト:歌劇『ドン・ジョヴァンニ』K.527(プラハ版全曲)
[共演]
アンドレアス・シュミット (バリトン:ドン・ジョヴァンニ)
グレゴリー・ユーリッチ (バリトン:レポレロ)
アマンダ・ハルグリムソン (ソプラノ:ドンナ・アンナ)
リン・ドーソン (ソプラノ:ドンナ・エルヴィーラ)
ジョン・マーク・エインズリー (テノール:ドン・オッターヴィオ)
ナンシー・アージェンタ (ソプラノ:ツェルリーナ)
ジェラルド・フィンリー (バリトン:マゼット)
アラステア・マイルズ (バス:騎士長)
ロンドン・シュッツ合唱団
[録音]
1992年7月11-22日、No. 1 Studio, Abbey Road, London
(CD41に、ウィーン版で付加された楽曲を追加収録)
《CD2-43》
歌劇『魔笛』K.620(全曲)
[共演]
アンソニー・ロルフ・ジョンソン(テノール:タミーノ)
ドーン・アップショウ(ソプラノ:パミーナ)
コルネリウス・ハウプトマン(バス:ザラストロ)
ベヴァリー・ホック(ソプラノ:夜の女王)
アンドレアス・シュミット(バリトン:パパゲーノ)
キャサリン・ピーラード(ソプラノ:パパゲーナ)
オラフ・ベーア(バリトン:弁者)
ギイ・ド・メイ(テノール:モノスタトス)
ナンシー・アージェンタ(ソプラノ:第一の侍女)
エイリアン・ジェイムズ(メゾ・ソプラノ:第二の侍女)
キャサリン・デンレイ(メゾ・ソプラノ:第三の侍女)、他
ロンドン・シュッツ合唱団
[録音]
1990年8月12-23日、No. 1 Studio, Abbey Road, London
《CD4-45:ロッシーニ200周年ガラ・コンサート・ライヴ》
ロッシーニ:
歌劇『泥棒かささぎ』序曲
歌劇『湖上の美人』より「愛する人が歩く街の壁よ」
『スターバト・マーテル』より「焼かれ、焚かれるとはいえ」
歌劇『チェネレントラ』より「悲しみと涙のうちに生まれて」
歌劇『ゼルミーラ』より「懐かしい土地よ」
歌劇『ビアンカとファッリエーロ』より「神よ、わが唇に言葉を授け」
歌劇『ウィリアム・テル』より「先祖伝来の住処よ」
歌劇『セビリャの理髪師』より「私は町のなんでも屋」
『小荘厳ミサ曲(小ミサ・ソレムニス)』より「アニュス・デイ」
歌劇『アルジェのイタリア女』より「パッパターチ! そいつはいい!」
歌劇『ゼルミーラ』より「Perche mi guardi e piangi」
歌劇『コリントの包囲』より「La flamme rapide … La gloire et la fortune」
歌劇『ランスへの旅』より「ああ、かくも思いがけぬなりゆきに」
[演奏]
マリリン・ホーン(メゾ・ソプラノ)
デボラ・ヴォイト(ソプラノ)
フレデリカ・フォン・シュターデ(メゾ・ソプラノ)
ロックウェル・ブレイク(テノール)
マリア・フォルトナー(ソプラノ)
クリス・メリット(テノール)
トーマス・ハンプソン(バリトン)
キャスリーン・クールマン(メゾ・ソプラノ)
ヤン・オパラッハ(バス・バリトン)
サミュエル・レイミー(バス)
ニューヨーク・コンサート・コーラス
セント・ルークス管弦楽団
ロジャー・ノリントン(指揮)
[録音]
1992年2月29日、3月2日、Avery Fisher Hall, Lincoln Center, New-York(Live)
【演奏】
ロジャー・ノリントン(指揮)
ロンドン・クラシカル・プレイヤーズ (収録曲に記載以外)
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ノリントンは、小編成の両翼配置、かつピリオド奏法に関しては先駆者的な存在である。
その効果がどれほど凄いか、いくつか挙げてみよう。例えば《田園》第1楽章中間部の転調部分、あるいは《イタリア》終楽章、ブル3冒頭、ブラ1終楽章などは、両翼配置でなければちっとも面白くないだろう。最近ではピリオド奏法を採用していても通常配置という人もおり、なんと勿体ないことを、と思っている。
中でも先に挙げた特長を活かせられるのが《幻想交響曲》だ。最近ではグザヴィエ・ロト盤に注目が集まっているが、ハープすら両翼に振り分けるというアイデアは、既にノリントンが先鞭をつけていたのである。それで、小編成の両翼配置によって、ヴァイオリンの揺れ動くさまが見事に聴かれる。それはあたかも恋に破れた青年芸術家の心理状態そのもののようである。勢いに任せるのではなく、各楽器を丁寧に鳴らしつつ、曲本来が持っている狂気を炙り出していくのだ。
その他の曲でも聴きどころ満載で、例えば《ニュルンベルクのマイスタージンガー》など対位法が恐ろしい程分解され再構築される。速いテンポながら、音の一つ一つが手に取るように分かる。
このように、どの曲も驚きと発見に満ち溢れている。これは大推薦である。
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