世界の名だたるコンクールで数々の入賞を果たしてきたピアニスト・務川慧悟が、 8年以上におよぶフランスでの研鑽の中で、一つの大きな夢として温めてきたモーリス・ラヴェルのピアノ作品全集が満を持してリリース。録音は秩父の豊かな自然の中で6日間かけてじっくり一つ一つの作品と真摯に向き合い行われた。それはレコーディング現場にいた全員が驚くほどの仕上がった演奏であり、務川のラヴェルの作品への信念と芯のある解釈が聴こえてきたようであった。CDは2枚組でラヴェルのピアノ曲が網羅されており、楽曲の解説は全て務川が執筆を担当。ラヴェルの古典的かつ緻密な計算の中に秘める美しい情景をぜひ務川慧悟の音楽で。 (C)RS
JMD(2022/09/15)
務川慧悟の真骨頂 ラヴェル:ピアノ作品全集の決定盤
世界の名だたるコンクールで数々の入賞を果たしてきたピアニスト・務川慧悟が8年以上におよぶフランスでの研鑽の中で、一つの大きな夢として温めてきたモーリス・ラヴェルのピアノ作品全集が満を持してリリース。
録音は秩父の豊かな自然の中で6日間かけてじっくり一つ一つの作品と真摯に向き合い行われた。それはレコーディング現場にいた全員が驚くほどの仕上がった演奏であり、務川のラヴェルの作品への信念と芯のある解釈が聴こえてきたようであった。
CDは2枚組でラヴェルのピアノ曲が網羅されており、楽曲の解説は全て務川が執筆を担当。
ラヴェルの古典的かつ緻密な計算の中に秘める美しい情景をぜひ務川慧悟の音楽で。
エリザベート王妃国際音楽コンクール、ロン=ティボー=クレスパン国際コンクールなど数々の世界のコンクールで上位入賞。バロックから現代曲までレパートリーは幅広く、各時代、作曲家それぞれの様式美が追究された演奏、多彩な音色には定評がある。また現代ピアノのみならず、古楽器であるフォルテピアノでの奏法の研究にも取り組んでいる。
《プロフィール》
エリザベート王妃国際音楽コンクール、ロン=ティボー=クレスパン国際コンクールなど数々の世界のコンクールで上位入賞。バロックから現代曲までレパートリーは幅広く、各時代、作曲家それぞれの様式美が追究された演奏、多彩な音色には定評がある。また現代ピアノのみならず、古楽器であるフォルテピアノでの奏法の研究にも取り組んでいる。
ソニー・ミュージック
発売・販売元 提供資料(2022/09/13)
務川慧悟、渾身のアルバムがここに誕生。長年温め続けてきたというラヴェル作品への強い想い。その想いがこの2枚組には詰まっている。アルバムの1曲目を飾る《古風なメヌエット》を聴く前に、先ずはライナーノートに掲載されている彼自身による執筆の文章を読んで欲しい。ラヴェル音楽の新たな扉が開かれることだろう。そして、その演奏も然り。聴き手の心に、そっと寄り添うように奏でられる務川慧悟のラヴェル演奏は、宝石の様に光り輝いている。今後、務川慧悟を語る上で本作は彼の代表作であることは最早言うまでもない。
intoxicate (C)飛田陽海
タワーレコード(vol.161(2022年12月10日発行号)掲載)