ジャマイカのベーシスト/バンドリーダー/ソングライター/シンガー/プロデューサーのボリス・ガーディナーのディスコグラフィーにおける超絶レア盤、'失われた'逸品、ロスト・アルバム『Ultra Super Dub Vol. 1 & Vol.2』が、初の公式リリース。
1970年代のジャマイカは前代未聞の政治的混乱と暴力に見舞われ、国の経済とモラルが崩壊する中、レゲエとその分派が世界中で爆発的な人気を博した。ボリス・ガーディナーはバンドを率い、レゲエ、スカ、ソウル、ファンクをミックスしたアルバムを発表し、リー(スクラッチ)・ペリーやハーマン・チンロイの伝説的なスタジオでコラボレーションし、数百枚のレコードに参加し、大成功を収めた。
ニューヨークの伝説のクラブ〈ロフト〉のクラシック/DJのデヴィッド・マンキューソによる選曲で知られる大名曲、ボリス・ガーディナー・ハプニングによるブッカー・T. & ザ・MG's「メルティング・ポット」リメイクを収録したアルバムと、ケンドリック・ラマーがサンプリングし映画『ムーンライト』のイントロとして有名な「Every N--r Is A Star」のサウンドトラックがリリース発行された頃、
キング・タビーの『Dub From the Roots』やオーガスタス・パブロの『King Tubbys Meets Rockers Uptown』といった名盤を発売していたマイアミのアルティ・イーストの〈ウルトラ・レコード〉がリリースした『Ultra Super Dub Vol. 1 & Vol.2』は、ガーディナーが45用に作ったインストをダビングしたオリジナルと、オーティス・レディング~~クラレンス・カーター~ベティ・ライト~ジミー "ボー "ホーン~ウルトラのレーベルメイトのフランキー・ジバゴ・ヤングらの楽曲をジャマイカで演奏したものをダブにして収録していたが、ザ・ボリス・ガーディナー・ハプニングとクレジットされていたものの、長い間ボリス・ガーディナー自身もその存在にさえ気づいていなかったほど無名のアルバムである。
発売当時に手作り/シルクスクリーン/貼り付けのカバーで少量発売された『Ultra Super Dub Vol. 1 & Vol.2』を、この度、ボリス監修のもと、ジェフ・マオによるガーディナーのキャリアと1970年代ジャマイカの音楽業界を紹介する詳細なブックレット付/未発表の写真やエフェメラも収録し、〈ナウ・アゲイン〉が復刻リリース。
発売・販売元 提供資料(2022/11/01)