パリ・ヴェルサイユ発の世界的ポップロックバンド、PHOENIXが最新フルアルバムをリリース!
パリ近郊ヴェルサイユで幼馴染として育った4人で結成されたロック・バンド。
2000年デビュー・アルバム『UNITED』を発表すると、ロックやソウルをエレクトロニクスを絶妙に融合させたポップ・サウンドが話題となり、エールやダフト・パンクと並び新世代パリ・シーンを代表するバンドとして一躍有名となる。
2009年に4作目のアルバムとしてリリースした『WOLFGANG AMADEUS PHOENIX』は、第52回グラミー賞で「最優秀オルタナティヴ・ミュージック・アルバム」を受賞、これはフレンチ・アーティストによる初の受賞だったこともあり、大きな話題となって世界的な人気を確立した。
2013年、2017年とコンスタントにアルバムリリース、ここ日本にもフェスや単独で複数回来日公演を行うなど、精力的かつワールドワイドに活動を続けてきた彼らだが、2022年11月、遂に待望の最新作『ALPHA ZULU』をリリース。
発売・販売元 提供資料(2022/09/09)
結成から25年近く活動してきたフランスはヴェルサイユ出身のバンドが7枚目のアルバムを発表。前作『Ti Amo』(2017年)と同様、全曲合わせて30分台というコンパクトな内容は、職人技とも言える上質なポップソングでいっぱいだ。ヴァンパイア・ウィークエンドのエズラ・クーニグが参加したシングル曲"Tonight"を筆頭に、甘酸っぱくもビターなメロディーがリスナーの耳を楽しませてくれる。デヴィッド・ボウイ"Modern Love"を想起させる"After Midnight"の軽快なノリ、エジプシャン・ラヴァーに通じるエレクトロ・ビートが光る"All Eyes On Me"など、全体的に80sミュージックの要素が濃いのも特徴だ。多彩なシンセ・サウンドから窺える熟練のアレンジ能力もグッド。
bounce (C)近藤真弥
タワーレコード(vol.468(2022年11月25日発行号)掲載)