オペラ歌手志望だったというドイツ系の母親、そしてメキシコ系のギタリストである父親との間に誕生したアリゾナ州ツーソン出身の女性歌手:リンダ・ロンシュタット。1967年、カントリー&ウェスタン色の強いフォーク・ロック・グループ<ストーン・ポニーズ>のヴォーカリストとしてデビューし、やがてソロ・シンガーへと転身。70年代から80年代には米国西海岸を代表する女性アーティストとして人気を集めました。ロック、ニューウェイヴ、カントリー、メキシコ音楽、ラテン・ポップスと、ジャンルに縛られない音楽性の変化についても大きな注目を浴び続けていましたが、90年代半ばより甲状腺障害やパーキンソン病を患い、長期にわたる闘病生活へ。2011年には引退を宣言しています。今回の作品は、リンダ本人、そしてワールド・ミュージックをユニークなコンセプトとともに紹介している米国のレーベル:PUTUMAYO WORLD MUSCの創設者:ダン・ストーパーとの共同編集によって完成。メキシコと国境を接するアリゾナ南西部ソノラ国境地帯で育ったリンダの音楽回顧録として仕上げられました。 (C)RS
JMD(2023/02/02)
オペラ歌手志望だったというドイツ系の母親、そしてメキシコ系のギタリストである父親との間に誕生したアリゾナ州ツーソン出身の女性歌手:リンダ・ロンシュタット(1946-)。1967年、カントリー&ウェスタン色の強いフォーク・ロック・グループ〈ストーン・ポニーズ〉のヴォーカリストとしてデビューし、やがてソロ・シンガーへと転身。70年代から80年代には米国西海岸を代表する女性アーティストとして人気を集めました。ロック、ニューウェイヴ、カントリー、メキシコ音楽、ラテン・ポップスと、ジャンルに縛られない音楽性の変化についても大きく注目され続けていましたが、90年代半ばより甲状腺障害やパーキンソン病を患い、長期にわたる闘病生活へ。2011年には引退を宣言しています。そして2019年には彼女の軌跡を追ったドキュメンタリー映画『リンダ・ロンシュタット サウンド・オヴ・マイ・ヴォイス』が公開。日本での上映も大変好評だったこちらの作品は、第63回グラミー賞最優秀音楽映画賞を受賞しています。
今回の作品は、リンダ本人、そしてワールド・ミュージックをユニークなコンセプトとともに紹介している米国のレーベル:PUTUMAYO WORLD MUSICの創設者:ダン・ストーパーとの共同編集によって完成。メキシコと国境を接するアリゾナ南西部ソノラ国境地帯で育ったリンダの音楽回顧録として仕上げられました。収録されているのは、彼女が幼少時代に大きな影響を受けたナンバーや、彼女独自の解釈を施したメキシコ伝統歌、エミルー・ハリスをはじめとする他アーティストとの美しいコラボレーション・ナンバーなど全10曲。彼女のファンの方はもとよりですが、内容的にメキシコ伝統音楽やテックス・メックス、カントリー・ミュージックなどがお好きな方にもたまらないサウンドが満載となっておりますので、中南米をベースとしたワールド・ミュージック・ファンの方にも自信を持ってオススメすることが出来ます。同梱のブックレットには各曲解説、リンダ自身の筆によるイントロダクションや収録曲にまつわるエピソードなども掲載。是非お楽しみに。
(1)はスライド・ギターの名手でメキシコ音楽やテックスメックスなどにも造詣が深いライ・クーダー、そして〈チカーノ音楽の父〉ことラロ・ゲレロ(1916-2005)の競演による2019年のナンバー。(2)はリンダが幼い頃より兄弟とともに歌い親しんだ古いメキシコの歌で、91年リリースの彼女のアルバム"Mas Canciones"に収録されていた一曲です。(5)はカントリー系SSWエミルー・ハリスとの競演ナンバーですが、ハーモニカであのニール・ヤングが参加しているところにも再度ご注目ください。他にも盟友ジャクソン・ブラウンとロス・センソントレスによる(6)や、ドリー・パートンとのアパラチア民謡のデュエット・ナンバー(8)、そしてロス・ロボスのデイヴィッド・イタルゴとタージ・マハルも参加した、ロス・センソントレスによる若い移民たちの夢を歌った(10)など、メキシコ国境近くの赤い砂漠と大きな青空を想起させるような珠玉の名曲を網羅。リンダの音楽的ルーツとその深い魅力を知りたいというファンの方はもちろんのこと、チカーノ~メキシコ音楽ファンの方も要ご注目いただきたい一枚です。
発売・販売元 提供資料(2022/09/14)