前作から7年、初のワンマンも成功したOMSBの3rd Albumが遂にCD化!
2015年の2nd Album「Think Good」から7年、前作から精力的なライブ活動やアーティストへのプロデュース、アニメ作品「オッドタクシー」での劇伴音楽を担当するなど、幅広い活動を行ない、ラッパーとしても様々な紆余曲折を経て、配信リリースされていたOMSB 3rd Album 「ALONE」、遂にCDにてフィジカルリリース!
本作には、プロデューサーにHi'Spec、The Anticipation Illicit Tsuboi、Rascal、Lo$ YamYam、ゲストミュージシャンとして、ハマ・オカモト(OKAMOTO'S)、小袋成彬、高橋三太が参加しているが、フィーチャリングアーティストの参加はない。作中には一貫してOMSBの心の機微が随所に表れており、誰しもが感じる疎外感や焦燥感、そして幸福感などが強く表現されている。
「どこに行っちまったのかも全然わからねぇ、別に良かったんだ。オレのままで。」(words from M-1 「祈り / Welcome Back」)
なお、印象的なカバーイラストは浅野忠信が描き下ろし、SIMI LABのメンバーであるMA1LLがデザインを担当している。
発売・販売元 提供資料(2022/09/09)
EP2作のリリースやアニメ「ODDTAXI」への楽曲提供などを挿んで、フル・アルバムとしては『Think Good』以来、実に7年ぶりとなった一作は、浅野忠信の描いたOMSBがジャケットを飾っている。初期衝動なささくれや過剰なまでの詰め込みが影を潜めた音は、全体に風通し良く穏やかに流れていく。それも家族を持ったこともさることながら、ありのままでいいという達観、一人の身軽さがなせるものか。みずからの不器用さを含めて歌サビと共に軽やかに受け止める"Kingdom(Homeless)"や、The Anticipation Illicit Tsuboiのオケにハマ・オカモトと高橋三太の生音が加わる"大衆"の温かさを経て、ラスト"Standalone|Stallone"でかつての自分にみずからを奮い立たせるOMSBの新たな始まり。
bounce (C)一ノ木裕之
タワーレコード(vol.467(2022年10月25日発行号)掲載)