20年以上にわたって日本のジャズシーンを駆け抜けてきた板垣光弘。その軽やかで美しいピアノの旋律に、若手、中堅の異なる2組のドラム&ベースが参加。燦めくサックスが花を添える贅沢なサウンド。 (C)RS
JMD(2022/09/16)
20年以上にわたって日本のジャズシーンを駆け抜けてきた板垣光弘。その軽やかで美しいピアノの旋律に、若手、中堅の異なる2組のドラム&ベースが参加。燦めくサックスが花を添える贅沢なサウンド。
コロナ禍のなか、ティートックレコーズの金野さんから「アルバムを作りませんか?」とお話を頂きました。ライブハウスにお客さんが殆ど来ない状況で、ソロピアノやDUOに特化した演奏活動を展開したり、またビッグバンドからコンボ、他ジャンルに至るまでのサイドマンとしての多彩なキャリアに注目して下さったとのこと。精神的にはかなり疲弊していましたが、このどうにもならない状況の中でとにかく前に進む事、出会い、直感、ひらめきを大事にしたいという思いから、迷う事なくお引き受け致しました。
最初は2016年に発表したソロピアノアルバム『マイ・ラウンジ・ミュージック』の続編のイメージで企画がスタート。録音に向けてひとりピアノを弾き込んでいくのですが、ソロピアノのライブを演り過ぎたことと、2021年2月に実施したピアノソロでの初のホールコンサートで燃え尽きてしまっていた感があり、準備を進めれば進めるほどひらめき、トキメキがどんどん無くなっていく自分がいました。そんな時にふと立ち寄ったジャムセッション専門店・錦糸町【J-flow】で出会ったのが小沼奏絵(ds)さんと白幡真都(b)くん。二人とも20代。フレッシュながら演奏内容も素晴らしく、ジャズへの尊敬も満ち溢れている。数曲一緒に演奏してみて、彼らと是非一度ライブがやりたい!直感で即スケジュールを調整。初ライブは予想以上に盛り上がりました。まだ出会ったばかりだけれども、長く一緒に音楽を続けていけばきっと楽しいことになる予感がしました。そこでピアノソロからトリオ作品へ急遽レコーディング企画を変更する事にしたのです。
一方、前作のトリオ作品『LOVE IS BLUE』で板垣のオリジナル曲の持ち味である劇場" 激情"型サウンドに多大なる貢献をしている三科律子(ds)さんとの音楽活動も続いていて、こちらもいつか続編を制作したいと思っていたのですが、ここでもまた直感が働きます。「一つのアルバムに2組のリズム隊が居ても良いのでは!」ベースはこれぞジャズベースと言うニュアンスを持ち合わせた大月裕信(b)くんを起用。そして今回もスペシャルゲストに山下洋輔(p)さんのバンドに長く参加している米田裕也(as)くんを迎えて、板垣トリオの"裏"の部分をたっぷりと引き出してもらいました。
ふと頂いたチャンスや直感に導かれるように企画はどんどん進んでゆき、オリジナル、スタンダードを交え、世代、タイプの異なる2組のトリオを中心に、贅沢なサウンドとジャズの持つ楽しさをたっぷり味わえる、これまでに無いような素晴らしい作品がここに完成しました。皆様それぞれいろんな情景を思い浮かべながら、どうぞお楽しみ下さい。(アーティストより)
発売・販売元 提供資料(2022/09/02)