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白い骨片 ナチ収容所囚人の隠し撮り

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フォーマット 書籍
発売日 2020年12月28日
国内/輸入 国内
出版社白水社
構成数 1
パッケージ仕様 -
SKU 9784560098141
ページ数 528
判型 四六

構成数 : 1枚

  1. 1.[書籍]

『夜と霧』と併読すべきミクロストリア研究
アネット・ヴィエヴィオルカによる序文

ホロコーストの歴史を無修正で物語る、ミクロストリア研究!
秘密写真や未公開資料をもとに5つの収容所を実地調査した、戦慄の「写真論」。

撮影行為のアルケオロジー

ナチ収容所では、囚人たち自らが秘密の写真撮影に成功していた──はたして、それらの写真はどのように見るべきか?
ドキュメンタリー映像作家でもある著者は、囚人たちが命がけで隠し撮りした秘密写真を手がかりとして、それら秘密写真が撮影された現場(アウシュヴィッツ=ビルケナウ、ブーヘンヴァルト、ダッハウ、ミッテルバウ=ドーラ、ラーフェンスブリュック)に赴く。
そしてマニアックなまでの正確さで場所や時刻、シャッターが切られた瞬間を探しもとめ、写真を凝視し、撮影者や被写体について掘り下げ、細部を浮かび上がらせてゆく。
本書は、カルロ・ギンズブルグのミクロストリアの手法さながらに、ホロコーストの歴史を"無修正で"物語ることにより記憶と歴史の関係を問い直す。そしてそれは同時に、スーザン・ソンタグやロラン・バルトの写真論、クロード・ランズマンやディディ=ユベールマンらによるイメージ論を更新する「撮影行為の考古学」でもある。
アネット・ヴィエヴィオルカが本書序文で「鮮烈なほど革新的な書」と称える所以だ。
『夜と霧』や『ショア』の記憶を確かめるため、未公開資料も参照しつつ五つの収容所を実地調査した、戦慄の「写真論」。

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