フォーマット |
SACDハイブリッド |
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構成数 |
2 |
国内/輸入 |
輸入 |
パッケージ仕様 |
- |
発売日 |
2022年09月28日 |
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規格品番 |
0302844BC |
レーベル |
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SKU |
885470028446 |
<マスタリング詳細>
マスタリング・エンジニア(DSD化含む):クリストフ・スティッケル氏
~在ウィーン。ミュンヘン・フィル自主制作盤のマスタリングや、タワー企画盤JAZZのECM SACD企画(2017~)も担当。現在ヨーロッパでもっとも信頼の厚いエンジニアのひとり
"ETERNAオリジナル・アナログテープからのピュア・アナログ・リマスタリング"
SACD層:新規で本国のアナログ・マスターテープから、アナログ領域でのマスタリング後、ダイレクトにDSD化
CD層:同様にアナログ領域でのマスタリング後、96kHz/24bitで高品位デジタル化後に44.1kHz/16bit化
それぞれのデジタルデータは伝送ではなく、光学ディスクで空輸
※タワーレコード限定販売。輸入盤仕様。歌詞対訳なし
※世界初SACD化。SACDハイブリッド盤
※2022年最新マスタリング音源使用(マスタリング・エンジニア:クリストフ・スティッケル氏)、
※本国のオリジナル・アナログ・マスターテープを使用しダイレクトにDSD化。CD層も別系統で直接高品位でPCM化
※SACD層:新規で本国のアナログ・マスターテープから、アナログ領域でのマスタリング後、ダイレクトにDSD化
※CD層:同様にアナログ領域でのマスタリング後、96kHz/24bitで高品位デジタル化後に44.1kHz/16bit化
※オリジナル・ジャケット・デザイン使用
※ジュエルケース仕様(スリムケース)
※盤印刷面:緑色仕様
※オリジナルマスターから起因するノイズ、ドロップアウト等が一部にございますが、ご了承ください。
※日本語帯付(帯裏面に広瀬大介氏の解説付)。解説書独文仕様、解説書内にオリジナル・アナログ・マスターテープの外箱写真をカラーで掲載
渾身の「サロメ」が遂にSACD化。
初演したSKDならではの説得力ある演奏!ゴルツを始め歌手陣も秀逸。
アナログ領域でのみマスタリングを行い、ダイレクトでDSD化!
本国のETERNAオリジナル・アナログテープ最新復刻企画 SACDハイブリッド化第23弾
オトマール・スウィトナー(1922.5.16-2010.1.8)が若干41歳の時に、「サロメ」を初演したオーケストラであるシュターツカペレ・ドレスデンを起用し収録された、旧東独を代表するR.シュトラウス録音のひとつを世界初SACD化。1905年にドレスデン歌劇場で初演が行わた「サロメ」は、以降もこの地で育まれ伝統が培われてきた作品です。初演から約60年が経過し収録されたこの録音は当時の旧東ドイツの粋を集めたもので、1960年にドレスデン歌劇場およびシュターツカペレ・ドレスデンの音楽総監督兼首席指揮者に就任していたスウィトナーにとっても重要な録音作品となりました。タイトルロールには往年のドラマティック・ソプラノとして著名なクリステル・ゴルツや定評あるヘルムート・メルヒェルトが選ばれるなど、この時代を代表するドイツの歌手陣が集められました。R.シュトラウスを熟知したオケと、元々クレメンス・クラウスに指揮を師事し、指揮者としてのデビューは1942年R.シュトラウスの「ばらの騎士」(スウィトナーが小編成用の編曲。R.シュトラウス自身がこの演奏を聴き、賞讃)であったスウィトナーを起用したことは、ステレオ録音における「サロメ」の決定盤を当時ETERNAで制作する意向に沿ったもの言えます。今回の復刻により、解像度が向上したことで細部まで把握できるようになりました。繊細までの歌いまわしやオケの音色等含め、この盤自体の再評価に繋がることを期待します。
尚、「サロメ」はちょうど60年前の1962年4月24日に大阪のフェスティヴァルホールで日本初演が行われ、この時のタイトルロールが実はクリステル・ゴルツでした。彼女も今年生誕110年ですが、サロメやエレクトラ役を得意としたこのドイツの名ソプラノの不世出の歌声を、今回は高音質で聴くことができます。
今回の復刻に際して、マスターテープはレーベルからウィーン在住のマスタリング・エンジニアであるクリストフ・スティッケル氏のスタジオに空輸し、アナログ領域でのマスタリングを行った上で、デジタル化にあたってはSACD層用のDSD化とCD層用のPCM化を別系統で行い製品化。この企画では、現在考えられる限り理想的な方法でのマスタリングを実現しました。その効果は著しく、マスターテープに残されていたクオリティを極めて忠実に再現することが可能となり、さらにアナログ領域のみでのマスタリングとダイレクトDSD化が、より音質的に効果をもたらしています。従来と比較して驚くほど鮮明で解像度が高くなったことにより、演奏に対する更なる評価が期待できるほどの出来です。尚、解説書には今回使用したオリジナルのアナログ・マスターテープの外箱の写真もカラーで掲載してあります。
構成数 | 2枚
エディション | Remaster
リヒャルト・シュトラウス:楽劇「サロメ」 全曲
<DISC1>
第1場
第2場
第3場
第4場
<DISC2>
第4場(続き)
【演奏】
ヘルムート・メルヒェルト(テノール:ヘロデ)
ジーフ・エリクスドッター(メゾ・ソプラノ:ヘロディアス)
クリステル・ゴルツ(ソプラノ:サロメ)
エルンスト・グートシュタイン(バリトン:ヨハナーン)
ハインツ・ホッペ(テノール:ナラボート)
エーファ・フライシャー(アルト:ヘロディアスの小姓)、他
シュターツカペレ・ドレスデン
オトマール・スウィトナー(指揮)
【録音】
1963年8月23-29日
Lukaskirche, Dresden
【Original Recordings】
Musikregie:Dieter-Gerhardt Worm
Toneregie:Claus Struben
【マスタリング・エンジニア】
クリストフ・スティッケル
【原盤】
Berlin Classics
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1.[SACDハイブリッド]
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2.[SACDハイブリッド]
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スウィトナーが41歳にして初演オケのシュターツカペレ・ドレスデンと録音した『サロメ』は、名高いサロメ歌いのゴルツを始めとする歌手たちもさることながら、ドレスデンの管弦楽の魅力が横溢する。作曲家ならではのイディオムの数々を俊敏に表現するソロ、音響の裂け目で打ち込まれる深く強い管の響きはまさにドレスデンのもの。不穏や退廃の趣の根底に秘められているのは美への憧憬にほかならない。若きスウィトナーはシュトラウスからも賛辞を受け、名高いシュトラウス指揮者だったクレメンス・クラウスの薫陶を受けた。この『サロメ』はそういった系譜をも表象する重要盤。高音質化によって最上の形で聴けるのはまたとない喜びだ。
intoxicate (C)森山慶方タワーレコード (vol.160(2022年10月10日発行号)掲載)
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