ロサンゼルスを拠点とする超絶ドラマーにして、シンガーソングライター/プロデューサーと多岐にわたるフィールドで、その才能を発揮するDIY美学に溢れた超人、ルイス・コール。
今やレッチリ、クインシー・ジョーンズ、フライング・ロータスら錚々たる面々から絶賛され、盟友サンダーキャットの2022年来日公演ではドラマーとして参加し話題を呼んだ彼が、4年ぶりとなる待望の最新作『Quality Over Opinion』を〈Brainfeeder〉よりリリース!
本作は、自身が所有するホーム・スタジオで作曲、演奏、制作を行い、ノウワーでも活動を共にするジェネヴィーヴ・アルターディや、17年来の友人であるサックス奏者のサム・ゲンデル、ピアニストのクリス・フィッシュマン、5人組ジャム・バンドのニーボディからネイト・ウッド、ベーカーズフィールドの音楽シーンの中心人物マーロン・マッキー、ギタリストのカート・ローゼンウィンケルらがゲストとして参加している。
ファンキーなベースラインと精密なドラミングがなめらかに展開するルイス・コール流ファンク・チューン「I'm Tight」や、自ら"時代を超えたモダン・パワーバラード"と表現する「Let It Happen」など全20曲を収録。
サンダーキャットに「ロサンゼルスの偉大なミュージシャンの一人」と評され、各方面から注目を集める超人ルイス・コールの最高傑作と呼べるアルバムがここに誕生した。
国内盤CDには歌詞対訳・解説が封入され、ボーナストラックを収録。
発売・販売元 提供資料(2022/08/23)
すっかり日本でもお馴染みになったルイス・コール。4年ぶりのフル・アルバムはサム・ゲンデルら仲間のミュージシャンたちのジャジーな演奏も要所に交えつつ、タイニーなベッドルーム作法をさらに突き詰めたような雰囲気が濃厚。それでいて開放的なのもおもしろく、端々にスキルを垣間見せながら、色鮮やかなフレーズやグルーヴを短めの尺で惜しげもなく次々に切り替えていくような聴き心地の忙しなさがクセになります。
bounce (C)大原かおり
タワーレコード(vol.467(2022年10月25日発行号)掲載)