フォーマット |
SACDハイブリッド |
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構成数 |
5 |
国内/輸入 |
国内 |
パッケージ仕様 |
- |
発売日 |
2022年09月23日 |
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規格品番 |
OVEP00020 |
レーベル |
|
SKU |
4526977320201 |
※タワーレコード限定販売
※SACDハイブリッド盤
※世界初SACD化(DISC5)
※限定700セット。マルチケース仕様
※シリアル・ナンバー・シール付(シリアル・ナンバーは、ケースの裏側に貼付しておりますため外から見えず、お選びいただくことはできません。ランダムでのお渡しとなります。ご了承ください)
※2022年最新マスタリング音源使用。(マスタリング・エンジニア:江崎友淑氏)
※盤印刷面:緑色仕様
※オリジナルマスターから起因するノイズ等がございますが、ご了承ください。
※解説書:坂入健司郎氏(新規序文解説)他、初出時解説を再録、解説書合計28ページ
キャニオンクラシックスによるロシア交響曲集、アルバム全5枚を新規でマスタリングの上、BOX化。
フェドセーエフに師事した新進気鋭の指揮者、坂入健司郎氏による新規序文解説を収録し最新復刻。
今回の復刻のために新規で江崎友淑氏がマスタリング。シリアル・ナンバー付700セット限定盤!
このBOXはキャニオンクラシックスが90年代、モスクワに乗り込んで挙行した、フェドセーエフによる、ショスタコーヴィチとプロコフィエフの交響曲集成です。フェドセーエフのショスタコーヴィチは、西欧型の洗練されたスタイルとは対極に位置する演奏。肺腑をえぐるような厳しいパッションや胸奥からの叫びにも似た激しいエネルギーは強靭なドラマを生み、作曲家の光と闇を深底から浮かび上がらせるのです。フェドセーエフに師事した数少ない日本人のひとりである新進気鋭の指揮者、坂入健司郎氏の書下ろし新原稿、オリジナル盤曲目解説再掲出、江崎友淑による2022年新マスタリング、緑色レーベル仕様などで、60代の油の乗り切った、絶好調期の巨匠フェドセーエフの勇姿をお聴きいただけます。尚、今回の5枚分のアルバムのうち、ショスタコーヴィチの4枚分はExtonレーベルからSACDが出ていましたが、プロコフィエフは今回が初SACD化となります。DISCの収録はDISC1-4のショスタコーヴィチは録音順に配置し、この交響曲集では一番最初の録音である1994年収録のプロコフィエフ2曲は最後のDISC5としました。また、今回のリリースにあたっては全作新規でマスタリングを行っています。6/29発売の「管弦楽曲録音集」(OVEP00018)の続編です。
フェドセーエフ(1932.8.5-)の音源は1970年代からのメロディアの他に、'80年代から'90年代初頭にかけては日本ビクターが積極的にロシア音楽を録音したことや、多くの来日公演により日本での人気も高まって行きました(初来日は1975年)。さらに1993年からは江崎氏によるキャニオンクラシックスの録音が進行し、再録音となる曲も含め数多くのロシア作品が収録され、各時代のフェドセーエフとモスクワ放送交響楽団の軌跡が残されました。今回まとめて復刻する音源は、フェドセーエフが61歳から64歳にかけての記録で、名実ともにロシア音楽界の巨匠のひとりとして精力的に活動していた時期にあたります。さらにこの時期はソ連崩壊後の再編成時でありオーケストラの維持を含め大変な苦労があったようで(坂入氏による解説書に詳細が記述)、その際のフェドセーエフの人柄含め、時節が演奏にも大きく影響していたようです。それらを乗り越え、1974年以来現在に至るまでモスクワ放送交響楽団の音楽監督を務めており、その後の活躍や最近も録音をリリースするなど、90歳を超えても活動の幅が狭まっていないのは驚くべきことです。
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この時期のキャニオンクラシックスへの録音はショスタコーヴィチの交響曲をはじめ、管弦楽曲も多く収録されました。面白いのは、以前のビクター盤と被る曲も多くあり、収録時期は10数年ほど経過しているものの、レコード会社による音の差がかなりある点です。ベースは同じでモスクワでの収録とはいえ、ビクター盤は少ないマイクで全体としての響きを重視する、言わばホールで聴いているようなマッシヴな鳴り方に対し、キャニオンクラシックスでは個々の楽器の音色を重視しながらも、より鮮明な音質を目指した作りになっています。もちろん、収録した際のデジタル機材の違いや進歩も大きいですが、彼らの音楽をどのように捉え、どうリスナーに伝えるかという考え方の違いもあるようです。その意味では、今回のキャニオンクラシックス音源はより高音質化を行うに相応しい音源と言えるでしょう。オーディオ的にも十分完成されたこの当時の録音の最新復刻では、よりフェドセーエフの解釈に踏み込んで音楽を鑑賞することができます。
今回の復刻では元々キャニオンクラシックス時代にこれらの録音を手掛けた現オクタヴィア・レコードの平井氏、レコーディング・ディレクターとしてクレジットされている江崎氏両名による最新復刻ですので、当時の雰囲気を十分に残しつつ、最新の機材と技術により高音質化&マスタリングを行いました。まさに最も相応しい布陣による正統的な復刻がされています。今回の解説書は、序文に新規序文解説を、さらに各初出時の解説を掲載しました。シリアル・ナンバー・シール付の700セット限定でリリースいたします。
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構成数 | 5枚
エディション | Remaster
<DISC1>
1. ドミートリイ・ショスタコーヴィ::交響曲 第1番 ヘ短調 作品10
2. ドミートリイ・ショスタコーヴィチ:交響曲 第15番 イ長調 作品141
<DISC2>
3. ドミートリイ・ショスタコーヴィチ:交響曲 第9番 変ホ長調 作品70
4. ドミートリイ・ショスタコーヴィチ:交響組曲「カテリーナ・イズマイロヴァ」[バスネル編]
<DISC3>
5. ドミートリイ・ショスタコーヴィチ:交響曲 第7番 ハ長調 「レニングラード」 作品60
<DISC4>
6. ドミートリイ・ショスタコーヴィチ:交響曲 第5番 ニ短調 作品47
7 ドミートリイ・ショスタコーヴィチ:交響曲 第6番 ロ短調 作品54
<DISC5>
8. セルゲイ・プロコフィエフ:交響曲 第5番 変ロ長調 作品100
9. セルゲイ・プロコフィエフ:交響曲 第1番 ニ長調 「古典交響曲」 作品25
【演奏】
モスクワ放送交響楽団(現 P・I・チャイコフスキー記念大交響楽団)
ウラジーミル・フェドセーエフ(指揮)
【録音】
1996年4月15日、4月16日(DISC1)
1996年4月18日、4月19日(DISC2)
1996年12月13-15日(DISC3)、
1997年4月3-5日(DISC4)
1994年5月19,22日(DISC5)
モスクワ放送局第5スタジオにて収録
【Original Recordings】
Executive Producer: Hiroshi Hirai
Producer, Recording Director & Balance Engineer: Tomoyoshi Ezaki
Assistant Director: Miyuki Ito (DISC1-4)
Assistant Engineer: Alexnder Karasev (DISC1-4), Lubomir Novacek (DISC1-4), Michel Pekarek (DISC1,3,4), Tatsuro Yamazaki (DISC5)
Tape Editor: Tomoyoshi Ezaki (DISC1,2,4,5) Editor: Yoshihiro Mazda (DISC3)
【マスタリング・エンジニア】
江崎友淑(Tomoyoshi Ezaki)
【原盤】
キャニオンクラシックス
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1.[SACDハイブリッド]
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2.[SACDハイブリッド]
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3.[SACDハイブリッド]
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4.[SACDハイブリッド]
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5.[SACDハイブリッド]
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8/5に90歳となったフェドセーエフが、1994年から97年にかけてキャニオンクラシックスに残した交響曲音源をまとめた5枚組セットがリリース。ショスタコーヴィチがそのうち4枚分を占めており、他レーベルでも再録音を行っている曲も多いが、この時の録音は当時の環境も反映してか、重苦しく厳しい演奏となっているのが特徴で、中でも第7番における踏みしめるかのような演奏には心が打たれる。フェドセーエフ自身がレニングラード包囲を体験したことも影響していると思われるが、他の曲含め作曲家自身が体験した受難も全体的に感じさせる。録音も秀逸で演奏の細部が捉えられており、以前のビクター音源との違いも興味深い。
intoxicate (C)北村晋タワーレコード (vol.160(2022年10月10日発行号)掲載)
音質について。従来のCDよりも厚みのある落ち着いた音質になっている。ちょっと聴きではCDの方がメリハリあって良さそうだが。クラシックのトーンとしては良い傾向で、きっと聴きやすい方向と思う。
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サマリー/統計情報
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