| フォーマット | CDアルバム |
| 発売日 | 2000年05月24日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| レーベル | Archiv |
| 構成数 | 2 |
| パッケージ仕様 | - |
| 規格品番 | POCA-3068 |
| SKU | 4988005245809 |
構成数 : 2枚
合計収録時間 : 01:46:23
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次男から敬愛されたヨハン・セバスチャンは、色々とご苦労が多い人だった。音楽家でもあったケ―テン宮廷への幸福な奉職も、レオポルト公の結婚で区切りがついたのか、転職を画策したブランデンブルク選定侯へ献呈されたこの協奏曲も、まさか猫に小判だったのではとよく内情を知らない私のような素人には疑念がよぎるほどの転職の失敗と、パ―ト譜は侯の図書館にしまわれたままで死後の出版。多忙な中を精励してきた子沢山の父親だから、信仰とは別に、気持ちの切り替えも上手だったかもしれない。
バッハ家の人々は、音楽家同士の親交も親子二代にわたる素晴らしいものが感じられるし、後世にも絶大な影響力があり、それを音楽作品でも聴ける事は心の糧を倍加してくれる。
ブランデンブルク侯への手紙を読むと、ヨハン・セバスチャンのご苦労を感じ、やれ食傷する程聴いているなどと口にするのは憚られるようになる。
このMAKの名盤は、何回聴いても色褪せない。清新で躍動感と弾力があり、心地よく聴き通してしまう。『宮廷の音楽』『音楽とは対話である』『バッハの秘密』を読み返した。ライナーノ―ツの篠田保道氏の解説は簡潔だが秀逸。私にとっての難は、知識の吸収がどこかへ行ってしまう程、傾聴すること。メインの楽器と全奏や「対話」だとか、そういう事も是非もっと聞き取り体感したいのに、つい忘れてひたすら気分が高揚するに任せて、心身委ねて聴き込んでしまう。未だに音型とその意味も知らずに聴いていることが残念。バッハは知識なくとも感じられる事もあるが、それにも限りがあるし勿体ない。
私の健康を回復してくれた独NW州在住時の思い出と共に、父親としても素晴らしいJ.S.バッハの誕生日(1685年3月21日)に。