＜イタリアン・プログレッシヴ・ロック名盤 / カラー・ヴァイナル再発シリーズ＞
1977年発売 Patrizio Fariselli(パトリツィオ・ファリゼッリ)『Antropofagia (Red Vinyl)』
アレアの中核をなすキーボーディスト、パトリツィオ・ファリゼッリのソロ1作目

イタリアン・ジャズ・ロック・バンド、アレアの創設メンバーのひとりであるパトリツィオ・ファリゼッリは1951年生まれ。クラシック・ピアノの英才教育を受けていたが、17歳の時にビート・バンドに誘われてロックに目覚め、一方でビル・エヴァンス・トリオの名盤『ライヴ・イン・モントルー』を聴いてジャズの魅力に取り憑かれたという。1972年にアレア結成時に参加し、彼のキーボード・テクニックは世界中のジャズ・ロック・ファンから絶賛された。
本作はクランプス・レコード傘下のディヴェルソ・レーベルからリリースされたファリゼッリのソロ1作目で、"普段とは異なる環境下"における音楽実験を実践した作品となっており、コンセプトは「ピアノの拷問」という。生ピアノにネジや木片を乗せてプリペアド・ピアノにしてみたり、鍵盤の発音数を制限する作曲方法を試みたりと、普段絶対に聴くことのできない不思議な音空間が充満している傑作。1977年作品。180gのレッド・ヴァイナルでの限定発売となる。

発売・販売元 提供資料 （2022/08/18）