Rock/Pop
CDアルバム

Kartehl

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フォーマット CDアルバム
発売日 2022年10月01日
国内/輸入 輸入
レーベルSeventh Records
構成数 1
パッケージ仕様 -
規格品番 A41
SKU 3760150891008

構成数 : 1枚

  1. 1.[CDアルバム]
    1. 1.
      Hakehn Deis
    2. 2.
      Do Rin Ili Uss
    3. 3.
      Irena Balladina
    4. 4.
      Walomehndem Warrei
    5. 5.
      Wii Melehn Tu
    6. 6.
      Dehnde
    7. 7.
      Hakehn Deis (1978 Demo)(ボーナストラック)
    8. 8.
      Dehnde (1978 Demo)(ボーナストラック)

作品の情報

メイン
アーティスト: Magma

商品の紹介

『ZESS』発表後の'19年末にMAGMAは大型改編を行ない、新たにJimmy Top(b)・Simon Goubert(key)・Thierry Eliez(key)と女性コーラス陣Sylvie Fisichella・Sandrine Destefanis・Laura Guarratoが加入、LES VOIX DE MAGMAやChristianソロを拡張した様な"声"を重視した編成に変更されました。
既に現体制によるライブ盤が'21年AKTレーベルより"ESKAHL 2020"としてオフィシャル・リリース済ですが(正確には'21年にSandrine DestefanisがCaroline Indjeinへと交代済)、コロナウイルスによるライブ休止期間を経て本作の制作が開始され、本作収録曲のうち'Hakehn Deis''Irena Balladina''Walomehndem Warrei'が'21年秋のフランス国内ツアーから既に演奏されるなど順調に制作は進行され、遂に待望のスタジオ作が完成しました。タイトルの"KARTEHL"とは英語でいうところの"cartel"="企業連合" のコバイア表記と推測され、その名が示唆する通りMAGMA名義のスタジオアルバムとしては実に『MERCI』以来およそ38年振りにChristian以外の人間のペンによる楽曲が収録される(シングルではPhilippe Bussonnetによる'Floe Essi'の実績が有り)など、各メンバーが団結してプレイのみならず作曲/アレンジの面でも多大な貢献を果たした作品となりました。その作曲者内訳を見ていくと、'Do Rin Ili Uss'はHerveAknin作、'Walomehndem Warrei'はThierry作、'Wii Melehn Tu'はSimon作、残りの3曲はChristian作となっております。'Do Rin Ili Uss'はHerveがリーダー/作曲を務めたアカペラグループ:ELULL NOOMIの延長線上にある作風と云え、5拍子系リズムの上で主旋律のボーカルとコーラスが複雑に絡み合いながらあくまで自然体な流れの上で調を柔軟に変化させてゆく、Zeuhlサウンドに近代和声/スピリチュアル・ジャズを溶け込ませた傑作。'Walomehndem Warrei'は'Kohntarkosz'を思わせる3拍子系統のリズムを軸に怪しげなコーラス隊が躍動する、MAGMAのパブリックイメージをそのまま表現したと言ってもいいダークでミスティックな一曲。どちらかというと本家そのものというよりMAGMAフォロワー勢に近い作風ながら、自由自在に強拍と弱拍を変化させるChristianのドラミングを筆頭にやはりMAGMA以外には成し得ない演奏&アレンジの妙が効いています。'Wii Melehn Tu'はブルース/ハード・ロックな味付けから始まり意表を突かされますが、Christianの歌も交え徐々に高みに昇る様なゴスペル・ソングへと変貌してゆく意欲的な一作。
一方でChristianのペンによる3つの新曲ですが、実際にはいずれの楽曲も本作の為の完全な書き下ろしではなく、70年代に作曲されていながらも長年の間放置されていた楽曲を再び取り上げて現編成用にリアレンジしたものとなります。今回それを証明するかの様にMAGMAのスタジオ作としては珍しくボーナス・トラックとして、長年の間精神的な面でバンドを支え続けるも'15年に逝去したRene Garber、そしてChristianの2名によって'78年に録音された'Hakehn Deis''Dehnde'2曲のデモバージョンを収録。3曲いずれも今回が公式初登場となりますが、1977年初頭に数回だけライブにて披露された'Irena Balladina'、Rene Garberの幻のアルバム『HEART MUSIC』にも曲の一節が採用されたという'Dehnde'についてはマニアの方々なら聞き覚えがあるかもしれません。(1/2)
発売・販売元 提供資料(2022/08/29)

前記したデモ音源からも聞ける通り3曲いずれも『ATTAHK』『BOBINO 1981』『MERCI』収録曲などと同じく70年代後半には既に形が出来ていた楽曲となり、作風としてもファンク/ソウル/モータウン・サウンドの要素が加味された前記をアルバム群を想起させるものとなっています。特に'Hakehn Deis'に関しては、そのアッパーでありながらもどこかしら哀感/郷愁を感じさせる曲調がOFFERING移行直前である'82~'83年のMAGMAを強く思わせ、'96年の復活以降のスタジオ作/ライブではまず聞かれなかったタイプの楽曲という事もあり非常に新鮮な響きを持っている一曲です。暗く悲観的な未来を暗示したというMAGMAの一連の作品の中でも非常に重たい曲背景を持った"Zess"から一転して、非常に楽観的な視点を持った作品が集まったという本作。前記した通り"声"を重視した編成という事でボーカル/コーラスについつい耳が行きがちですが、空間的な幅を持たせつつ沈み込むベースや鋭いプレイで効果的なフレーズを挿入するギターなど器楽面でも充実した内容。従来でも一番フレキシブルな編成によってバンドの可能性を更に広げた傑作です!!(2/2)
発売・販売元 提供資料(2022/08/29)

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