田中絹代が女性心理に訴えて、全女性に問う話題の超大作!
ビクトル・エリセが「古典映画の白紙委任状」で唯一選出した日本映画、カンヌ・クラシックス選出(『月は上りぬ』)で世界が驚愕発見した田中絹代監督作品最高傑作!

薄幸の女性歌人・中城ふみ子の実話に基づく物語を映画化した田中絹代監督作品。
乳がんに侵されながらも幼い子らを愛し、恋に燃えた姿を繊細な演出で描いた田中絹代監督の最高傑作。
4Kデジタル復元版・初ブルーレイ化!

薄幸の女性歌人・中城ふみ子の実話に基づく物語を映画化した田中絹代監督作品。乳がんに侵されながらも幼い子らを愛し、最後の恋に燃えた姿を描く。本作は田中絹代の監督第3作だが、前作までは木下恵介や小津安二郎が企画や脚本でバックアップを行い、成瀬巳喜男や溝口健二等名だたる名匠との名作制作経験を下敷きにした監督作であったが、本作では歌人・中城ふみ子の原作実話を踏まえて、乳がんという女性特有の題材を女性脚本家の田中澄江が脚本化、日本映画では稀な女性監督としての立場から「女性を描く」ことを自立した映画監督として敢行した。
乳がんで乳房を失った女性の苦悩や欲望が、女性による脚本と演出によって大胆に描かれた。
前作の『月は上りぬ』は日活映画としては初めてカンヌ・クラシックスに選出されるという偉業を達成したが、本作は名匠ビクトル・エリセが「映画作家が選ぶ白紙委任状シリーズ」でブニュエル、スタンバーグ、オリヴェイラ、ニコラス・レイといった映画史上の名作の中に日本映画では唯一本作を演出し、まさに世界が田中絹代監督を惜しみない賛辞で発見した。
胸を打つ感動作品であり、撮影技術の見事さ、俳優の魅力等、その映画としての見事さ達成度は有名俳優が監督に手を染めたということではなく、珍しい女性監督としてではなく、本作で田中絹代は日本映画の歴史において極めて重要な監督であることを実証した。日本映画の歴史的な名作に居並ぶべき、まぎれもない傑作。
出演は、月丘夢路・森雅之・葉山良二・杉葉子・大坂志郎・安部徹他。田中絹代も姿を見せている。
日活110周年を記念して、4Kデジタル復元版・初ブルーレイ化!

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