ジャンルを超えて音楽の美を追求するフロリアン・クリストルのサード・アルバム。

ドイツで大きな話題を呼んでいる「クラシカル・クロスオーバー」の作曲家・ピアニストのフロリアン・クリストル。1990年にバイエルン州のアンベルク生まれで、6歳の時に妹からピアノのレッスンを受けて、楽器に夢中になり、練習と演奏に時間を費やしました。音楽高校に通い、やがて独学で作曲を始めましたクリストルは「作曲の自由を失わないように、理論的な音楽理論に規制されないようにした」と語っています。ベートーヴェンやヴィヴァルディだけでなく、マイケル・ジャクソンも魅力あるものと感じる感性を大切にしたのです。ミュンヘン応用科学大学ではメディア技術とメディア制作を学び、さらにソニー・ミュージックでインターンとして音楽プログラムに従事。それをきっかけに、自作のデモ曲が注目を浴び、作曲家としてソニー・クラシカルと専属契約を締結。2017年に「My Piano Sketches」をデジタル配信でリリースし、2018年にはデビューアルバム「インスピレーション」を、2020年にはセカンド・アルバム「エピソーズ」をリリースしています。

クリストルの情熱的で旋律的な音楽は、自然の美と内なる感情を反映しています。「クラシカル・クロスオーバー」の王道を行く作曲家として、マックス・リヒターやヤン・ティルセンなどの「ネオ・クラシック」の作曲家や、ヨハン ヨハンソンのシネマティックサウンドなどと同じく、21世紀の音楽の在り様を具現化したものと言えるでしょう。最新作「アバウト・タイム」は、ピアノと弦楽オーケストラだけでなく、弦楽オーケストラのみのための作品も含まれ、メロディアスなソロ・ピアノによる美しい小品と、映画音楽のようなイメージを喚起する音楽とを組み合わせたものです。

シンフォニック・ムービーのスペシャリストとして、ジョン・ウィリアムズから個人的に彼の映画音楽をコンサートで指揮する権限を与えられた指揮者のベン・パーマーが、北ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団おメンバーによる弦楽合奏の指揮として起用され、クリストルの音楽の最高の表現者となっています。
ソニー・ミュージック

発売・販売元 提供資料 （2022/08/10）