日本のAORファンを虜にしたラリー・リー。鈴木英人氏の手掛けたイラストに差し替えたジャケットは当時のシーンを象徴する1枚になっていましたが、残念ながらそれに続くソロ作は登場せず、ラリー・リーはカントリー・ミュージックの売れっ子プロデューサーとして新たなるキャリアを築き上げます。そんな彼が1980年代に制作したデモが彼のサイトで公開され、その素晴らしさに魅了されたCool SoundがCD発売のディールをオファー! ネットでは聴けなかった 完全未発表曲も含め、全10編の"Gems"集として日本発売が実現しました! (C)RS
JMD(2022/08/10)
日本のAORファンを虜にしたラリー・リー。鈴木英人氏の手掛けたイラストに差し替えたジャケットは当時のシーンを象徴する1枚になっていましたが、残念ながらそれに続くソロ作は登場せず、ラリー・リーはカントリー・ミュージックの売れっ子プロデューサーとして新たなるキャリアを築き上げます。そんな彼が1980年代に制作したデモが彼のサイトで公開され、その素晴らしさに魅了されたCool SoundがCD発売のディールをオファー!
ネットでは聴けなかった 完全未発表曲も含め、全10編の"Gems"集として日本発売が実現しました!
1980年代初頭の AOR シーンを振り返った時、外すことの出来ない1枚、ラリー・リー『Marooned(ロンリー・フリーウェイ)』(Columbia:1982 年)。ジョン・ライアンがプロデュースを手掛け、デヴィッド・サンボーンも参加したそのアルバムは、本国アメリカでもシングルがヒットしていますが、日本ではイラストに差し替えたジャケットが時代とマッチし、本国以上に大ブレイク。彼が在籍していたグループ、オザーク・マウンテン・デアデヴィルズにも再注目が寄せられるほど、大きな知名度を獲得しています。そんなラリー・リーが Columbia での2作目を想定し、複数の楽曲のデモを主にナッシュヴィルのトップ・ミュージシャン達と制作しますが、結局、ディールは消滅。それらの楽曲は他のアーティストに提供されることもなく、文字通り"Lost Songs"として行き場を失ってしまいます。その後、2010 年代に入ってラリーが自身のサイトでそれらの曲を紹介すると『C D で出る予定はないか?』「ダウンロード出来ないか?」と反響を呼び、遂に Cool Sound がその販売権を獲得。今まで一度もサイトで紹介されたことのない楽曲も収録し、まさに『Marooned』の続編的な AOR な空気、AOR な歌声を1枚のディスクに凝縮しました。バックを務めるのはギターが『Marooned』でも重要な役割を果たしたジョン・ゴーインと、ケニー・ロギンスやピーター・セテラのバックでもお馴染みのクリス・ロドリゲス、そして、キーボードがシェイン・カイスター、ヴィンス・メラメッド、ベースがジャイアントのメンバーでもあるマイク・ブリグナーデロ、といったトップ・ミュージシャンたちで、録音した年は、1980~1982 年が4曲、1980年代後半が4曲、1990年代が2曲、の計 10曲。チープなドラム・マシーンは登場せず、どの曲もまさにオーガニックな AOR のフィールそのもので、改めて、ラリー・リーというアーティストの魅力、才能に魅せられる、ファン必携の1枚!
発売・販売元 提供資料(2022/08/05)