ケイシー・ベンジャミン(sax, vocoder)、デリック・ホッジ(b)、クリス・デイヴ(ds)を従えたロバート・グラスパー・エクスペリメント名義で、2012年2月にリリース。ヒップホップ、ネオソウル、R&B、ファンクと、ジャンルを超えたゲストを曲ごとにフィーチャーし、現代そして未来のブラック・ミュージックを描き出した革命的な作品。 (C)RS
JMD(2022/09/09)
ロバート・グラスパーの出世作『ブラック・レディオ』のリリースから10周年を記念したデラックス・エディション。
ケイシー・ベンジャミン(sax, vocoder)、デリック・ホッジ(b)、クリス・デイヴ(ds)を従えたロバート・グラスパー・エクスペリメント名義で、2012年2月にリリース。ヒップホップ、ネオソウル、R&B、ファンクと、ジャンルを超えたゲストを曲ごとにフィーチャーし、現代そして未来のブラック・ミュージックを描き出した革命的な作品。
全米ジャズ・チャートで1位、R&B/ヒップホップ・チャートで4位、トップ200で15位を記録。第55回グラミー賞では「最優秀R&Bアルバム賞」を受賞した。
最新作『ブラック・レディオ3』が話題を集める中で登場する今回のデラックス・エディションは、オリジナル・アルバムに加え、当時デジタル・ボーナス・トラックとして発表された3曲、そしてEP『ラック・レディオ・リカヴァード・ザ・リミックス』をカップリングした、『ブラック・ラジオ』の世界をすべて味わえるコンプリート版です。
発売・販売元 提供資料(2022/09/07)
R&B/ヒップホップと融和を図りながら伝統と革新を行き交うジャズ・ピアニストの新作は、2部構成だった前作の〈Experiment〉サイドを発展させたクァルテット形式での録音。しかも今回は、ビラル、レイラ・ハサウェイ、レディシ、ミュージック・ソウルチャイルド、モス・デフなど、スタジオ内外で交流を深めてきたネオ・ソウル勢やMCをほぼ全曲に迎え、アーバン・ゲットーのいまを切り取ったジャズを展開する。シャーデーやデヴィッド・ボウイ、ニルヴァーナの曲を取り上げるオルタナティヴな感性も彼ならではだが、エリカ・バドゥが歌うモンゴ・サンタマリア曲のリメイク“Afro Blue"など、メロウなローズと研ぎ澄まされたピアノの音色で表現されるブルーな情感が、とにかく素晴らしい。
bounce (C)林剛
タワーレコード(vol.341(2012年2月25日発行号)掲載)
ニコラス・ペイトンが発端となり議論を巻き起こしているBAM(Black American Music)騒動の最中、新たな話題となりそうなロバート・グラスパー・エクスペリメントの初名義アルバムがリリース! エリカ・バドゥ、モス・デフ、ミシェル・ンデゲオチェロなどなどブラック・ミュージックを代表するオールスター級の面々を集結させ、黒人音楽の新たなスタンダードを提示した快作が、ここに誕生! 歴史の分岐点となり得る一枚です!
intoxicate (C)合田育功
タワーレコード(vol.96(2012年02月20日発行号)掲載)