フォーマット |
書籍 |
---|---|
構成数 |
1 |
国内/輸入 |
国内 |
パッケージ仕様 |
- |
発売日 |
2022年09月20日 |
---|---|
規格品番 |
- |
レーベル |
|
ISBN |
9784022518354 |
版型 |
B6 |
ページ数 |
336P |
我々はいじめが大好きだ。人は人の失敗が見たくて仕方ないのだ。それがお笑いだ。
笑いはいじめだ。言葉は「凶器」なのだ――。
朝日新聞「天声人語」よりも、やっぱり深くて鋭かった!待望の第二弾!
「石原慎太郎とオワコン」「アンジャッシュ渡部と不倫」「東京五輪のドタバタ劇」「小山田圭吾氏といじめ」「ロシアによるウクライナ侵攻」「安倍元首相の死去」……
笑いも五輪も選挙も戦争も、やっぱり相方・田中も、世の中は全部つながっている――。
話題となった出来事から、人間の未熟さ・弱さを見つめ、世の中の深層をさらにえぐった珠玉の21編。
映画は人を傷つける。文学も、絵画も、音楽も。落語も漫才もそうだ。
人間の存在自体がそうなのだ。我々はいい加減理解するべきだ。
人を傷つけずに生きていける人間などいないのだということを。それでも人間という存在は必要なのだということを。
ダイナマイトも原子力も太陽も宗教も人を殺す。それでも必要だろう。
拳銃もナイフもそうだ。それらのものに罪はないのか?ないわけないだろう。
でもそれらのものが人を生かしてきたことも事実だ。生と死は重なって同時にそこにある。
しつこいようだが、「人を傷つけない笑い」などと簡単に口にする人間を私は全く信頼しない。
古来、人間は「人を傷つけない宗教」ですら作れないでいるのだ。
「人を傷つけない映画」も「文学」も「芸術」も「山」も「川」も「海」も「自然」も「宇宙」も存在しない。
(「十四 ジョーカー」より)
構成数 | 1枚
二 変化
三 日米
四 国際社会
五 笑いと震災
六 伝える
七 祭り
八 運動会とオリンピック
九 混乱
十 団結
十一 時代の価値観
十二 立つ場所
十三 笑うことはできるかな
十四 ジョーカー
十五 日本人の心
十六 あとの祭り
十七 正義の味方
十八 桜・薔薇・ひまわり
十九 指導者と国と世代
二十 不思議の国の……
二十一 参院選
あとがき
-
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