フォーマット | CDアルバム |
発売日 | 2022年10月21日 |
国内/輸入 | 国内 |
レーベル | P-VINE |
構成数 | 1 |
パッケージ仕様 | - |
規格品番 | PTR-CD-52 |
SKU | 4995879607886 |
構成数 : 1枚
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というのも、1、2作目の好印象を受けて購入した3作目の『Canyons』が自分としては期待外れだったからだ。大きな路線変更があったわけではなく、単に自分の波長と合わなかっただけなのだが、結果、自分の中で勝手に”彼らのアルバムは2作目まで”と終止符を打ってしまっていた。何とも勿体ない話だ。
ところが最近、偶然にも本作の収録曲をいくつか耳にして、自分の波長とぴったりと合ってしまい、好印象だった1、2作目の記憶が蘇ったこともあって、冬眠から醒めたように食指が動きだした。一応、P-VAINのアルバム購入の前準備として収録曲をひととおり試聴したのだが、どの楽曲も期待どおりのクオリティだったので、ややワイルドなジャケットに怯むことなく購入ボタンを押すことができた。結果、遠くへ行ってしまった彗星は、あの頃の輝きのまま戻ってきてくれた。
P-VAIN、UK、ネオ・ソウル、銀キツネというユニット名…、”いかにも”といった感じのクールなワードが並ぶが、ニュー・カマーにありがちな”スタイル先行”といった音楽ではない。70年代後半から80年代にかけてのコンテンポラリーでスムーズなサウンドをベースに、00年代の鋭敏な感覚でしっかりと練られている。楽曲によっては特定のアーティストや楽曲を想起させるフレーズがミックスされているが、エッセンシャルな部分でのリスペクターであり正統なフォロワーであると捉えたい。個人的には「West Side Jet」や「Rolling Back」、「Simple Imagination」といったソフトな楽曲を気に入っている。ついでに言えば、国内盤のボーナスとして追加されている「Chances Are」は出色だ。