グランド・ファンクに改名する直前の72年の年末に、オルガンが加わった4人編成で行ったマジソン・スクェア・ガーデンでの激アツなライヴ! (C)RS
JMD(2022/07/27)
グランド・ファンクに改名する直前の72年の年末に、オルガンが加わった4人編成で行ったマジソン・スクェア・ガーデンでの激アツなライヴ!
未だMTVもなく、海外の音楽の情報がリアルタイムで日本に届かなかった時代、来日公演の有無は日本国内での人気を大きく左右した。グランド・ファンク・レイルロードが71年に来日した際の、後楽園球場での激しい雷雨の中で行われたライヴは日本国内での人気を決定づけたし、グランド・ファンクはライヴだ!というイメージを植え付けた。これは来日の翌年である72年12月23日に、ニューヨークのマジソン・スクェア・ガーデンで行われたライヴを放送用に収録したもの。もともとはマーク・ファーナー(vo,g)、メル・サッチャー(b)、ドン・ブリュワー(ds)のトリオ編成でデビューしたが、72年10月にリリースしたアルバム『不死鳥(Phoenix)』から、オルガンのサポートメンバーとしてクレイグ・フロストが参加。翌73年にリリースした大ヒット作『アメリカン・バンド(We're An American Band)』から、フロストは正式メンバーとなり、バンド名もグランド・ファンクに短縮する。3ピースの時期はソリッドでゴリゴリの演奏が魅力だったが、そこにオルガンが加わることで音にふくよかさが生まれ、ファーナーの自由度も高まったことで、ポップセンスのようなものも見え始めた。このライヴは、そんな新しいグランド・ファンク像を見せ始めた時期の演奏だ。全体の音源はFM放送用と思われるが、「I'm Your Captain」とそれに挟まれるインタビュー部分はテレビ放送用のものと思われる。ちなみに、「Ain't No Sunshine When You're Gone」と「Going Down」は、オープニング・アクトを務めたフレディ・キングの演奏で、GFRは参加していないが、こちらも激アツ!
発売・販売元 提供資料(2022/07/22)