ブライアン・オーガーとジュリー・ドリスコールによるトリニティのデビュー期のレアな放送用ライヴ音源集! (C)RS
JMD(2022/07/27)
ブライアン・オーガーとジュリー・ドリスコールによるトリニティのデビュー期のレアな放送用ライヴ音源集!
モッドなようでいてジャズ。ジャズなようでいてプログレ。プログレなようでいてソウル。ジャズ・ロックといわれることが多いが、ある意味、後のアシッド・ジャズのルーツ的な存在でもある。ブライアン・オーガーのような立ち位置のオルガン奏者はほかにいない。ジャズ・ピアニストとして活動していたオーガーは、ジミー・スミスに影響を受け、オルガンに転向。1963年にトリニティを結成する。1965年にヤードバーズの「For Your Love」の録音に参加し、同年、ロング・ジョン・ボールドリーのグループ、フーチー・クーチー・メンから発展したバンド、スティームパケットを結成。メンバーはボールドリーとオーガーの他に、ジュリー・ドリスコール、ヴィック・ブリッグス、ロッド・スチュワートで、スチュワートが66年初頭に脱退するとバンドは解散。オーガーはドリスコール(vo)とブリッグス(g)と共にトリニティの名前でバンドを再興する。ブリッグスはすぐに脱退するものの、デイヴ・アンブローズ(b)、クライヴ・タッカー(ds)が加入し、67年にデビューした。オーガーをメインとしたオルガン主体のジャズ・ロックに、ドリスコールのそのルックスからは想像できないほどにソウルフルなヴォーカルをフィーチャーしたR&Bという2本柱が注目されたのか、この時期のトリニティは意外にテレビなどへの出演が多い。これはそんな紆余曲折を経てのデビューから翌68年というグループの初期に、BBCなどに出演した時のライヴ音源をまとめたものだ。オルガンだけでもグルーヴしまくるその演奏の熱さはもちろん、この時代の英国のディープさを楽しめる音源集!
発売・販売元 提供資料(2022/07/22)