| フォーマット | 書籍 |
| 発売日 | 2022年07月22日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| 出版社 | 岩波書店 |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | 新書 |
| SKU | 9784004319375 |
| ページ数 | 254 |
| 判型 | 新書 |
構成数 : 1枚
プロローグ――自伝と証言の間
I 林太郎として生まれて──日本とドイツ
1 故郷と両親――青野山に見守られて
2 医学に導かれて――上京と医学校生活
3 ドイツ留学――諸都市をめぐる
II 鷗外への変貌──創作と軍務
4 ドイツ三部作――エリーゼ事件と最初の結婚
5 翻訳と論争――応答する自己
6 「観潮楼」での新しい試み――『美奈和集』の成立
7 小倉での日々と再婚――新たな出会いと別れ
III 飛躍する鷗外──文壇への復帰
8 東京への帰還と日露従軍――『うた日記』の世界
9 新しい表現を求めて――『スバル』での活躍
10 小説世界を広げる――『青年』の心理
11 大逆事件に向き合う――「かのやうに」『雁』「灰燼」
IV 林太郎として死す──歴史と人間
12 明治の終焉――「阿部一族」「安井夫人」の造型
13 歴史小説の展開――「山椒大夫」「高瀬舟」の試み
14 史伝の世界――「澀江抽斎」「北条霞亭」の境地
15 晩年の仕事――遺言に至る道
エピローグ――移ろい、よみがえる鷗外
鷗外略年譜
あとがき
鷗外作品名索引
恋愛、性欲、大逆、殉死──多彩な、時に問題視される小説を次々に発表。翻訳や論争や雑誌活動にも精魂傾け、軍医高官として論文執筆や公務もこなす。荷風や啄木や一葉など後進の作家にも目をかけ、子どもたちからは優しいパッパと慕われる。「時代より優れ過ぎた人」鷗外の歩んだ遥かな道程を、同時代の証言とともに辿る決定版評伝。

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