| フォーマット | 書籍 |
| 発売日 | 2022年07月21日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| 出版社 | 春秋社 |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | - |
| SKU | 9784393932230 |
| ページ数 | 368 |
| 判型 | 46 |
構成数 : 1枚
日本語版への序文 フランソワ・リュグノー
序章 ピアノのベルリオーズ ブリジット・フランソワ=サペ
シューマンとの共通点/過去の音楽へのまなざし/当時の音楽家たちとの共演/ヒラーとヘンゼルト/リストとの共通点
〈第Ⅰ部〉 フランソワ・リュグノー
バルザック風の主人公
第1章 異才の青春
ロレーヌ地方の出自/復古王政時代の神童
第2章 あるヴィルトゥオーゾの台頭――七月王政下のパリで
最初の隠退/闇から光へ
第3章 世ノ栄華ハ、カクテ移ロウ
ヅィメルマンの後任をめぐって/徐々に隠退へ
第4章 暗がりへ
隠棲の作曲家/不死鳥/最期
〈第Ⅱ部〉 ブリジット・フランソワ=サペ
第5章 アルカンを愛する
作品の概観/ヴァランタンの青春/最初の征服
第6章 二〇代――悲愴な出来事
超絶者の隠退
第7章 三〇代――「騎士」
ファウストのごとき挑戦/《大ソナタ》(「四つの年代」)作品三三
第8章 四〇代――孤独な戦い
《全ての短調による一二の練習曲》作品三九/バビロンノ川ノホトリ
第9章 五〇代――「愛しき自由」と「愛しき束縛」
《四八のモチーフ(素描集)》作品六三/足鍵盤(ペダリエ)付きピアノ――新たな道/《ルターのコラールに基づく即興曲》作品六九
第10章 六〇代――黄昏の歌と演奏会
音楽的個性の刻印/表出的な器楽ジャンル/正確なテンポで/主(しゅ)に讃美/回想/幻影/コーダ風に
訳者解説 上田泰史
著者について/作品解釈の方法と意義/「アルカン・コード」の解読/アルカンとキリスト教/一九世紀フランス器楽史のミッシングリンク?/ロマン主義/古典音楽/現代性(モデルニテ)/アルカン・ネットワーク/おわりに
索引
註(原註・訳註)
年表
アルカン作品一覧
ディスコグラフィ
参考文献
〈ピアノの詩人〉ショパンや〈ピアノの魔術師〉リストに並び立つ稀代のピアニスト=作曲家アルカン。
超絶技巧で知られる彼の作品は、今日もなお、高いテクニックを有するピアニストたちからの人気が高い。
19世紀のパリに生き、超人的な技巧と類まれなる奇想によって、ロマン主義のピアノ音楽に新境地を切り拓いた異才。
その知られざる生涯と比類なき作品の数々に光を当てる!
残された史料を駆使して、アルカンの生涯と創作の全体像に迫る〈第I部〉
分析的なアプローチを通して、象徴や謎に満ちた作品の解釈への扉を開く〈第II部〉
そしてアルカンの楽譜校訂を手がけたこともある訳者による、充実の「訳者解説」
さらに詳細な年表・作品一覧・ディスコグラフィーも備えた本邦初の本格的評伝!

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