イスラエル出身、現代最高峰との呼び声も高いギタリスト、ヨタム・シルバースタイン・トリオ新作
カルロス・アギーレら豪華ゲストも参加し、南米・中東の影響も色濃いワールドジャズを展開
イスラエル出身、現代最高峰との呼び声も高いギタリスト、ヨタム・シルバースタイン。ブラジル人ピアニストのヴィトール・ゴンサウヴェスと、アヴィシャイ・コーエン・トリオでの参加でも知られる同郷イスラエル出身のドラマー、ダニエル・ドールとのトリオ新作。
ヨタム・シルバースタインはテルアビブの出身、ギラッド・へクセルマンなどとともに、現代最高峰との呼び声も高いジャズ・ギタリストの一人。現在はNYに活動拠点を置き、ストレートなジャズのみならず南米音楽やアラブ音楽からも影響をうけながら独自のスタイルを探求。2020年には、以前より交流のあったアルゼンチンの鬼才カルロス・アギーレとデュオ作を発表している。
本作は、ブラジル北東部の伝統的な舞踊音楽のフレヴォ、リオデジャネイロのサンバ、ショーロ、ウルグアイのカンドンベ、アルゼンチンのチャマメ、ヴェネズエラ、スペインのアンダルシア地方、中東といった世界の音楽やジャズ、ブルース、ロックまでを詰め込んだ宝石箱のような1枚。カルロス・アギーレ、イスラエル出身のフルーティスト、イタイ・クリスやスイス出身のハーモニカ奏者、グレグア・マレといった豪華ゲストも演奏に華を添える。
発売・販売元 提供資料(2023/07/28)
イスラエル最大の都市、テルアビブ出身のギタリスト。NYに活動拠点を置きながら、2020年にはカルロス・アギーレとのデュオ作を発表するなど、ワールドワイドに活躍する彼が、2021年にトリオでレコーディングしたのが本作。ブラジル人ピアニストのヴィトール・ゴンサウヴェス、同郷イスラエルのトップ・ドラマー、ダニエル・ドールとのトリオによる演奏を中心に、カルロス・アギーレなどの豪華ゲストが華を添える。南米音楽に傾倒しつつも得意のアラブ音楽のエッセンスやストレート・アヘッドなジャズまで詰め込んだ多彩なアプローチで楽しませてくれる一枚だ。
intoxicate (C)栗原隆行
タワーレコード(vol.163(2023年4月20日発行号)掲載)