| フォーマット | CDアルバム |
| 発売日 | 1996年02月07日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| レーベル | キャニオン・インターナショナル |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | - |
| 規格品番 | PCCY-00864 |
| SKU | 4988013624238 |
構成数 : 1枚
合計収録時間 : 01:02:15

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キャメル・復活第2作・1996年作品は、全人口の43%もが移住を余儀なくされた「アイルランドの悲劇」をテーマにしたコンセプト・アルバムです。「キャメル復活の名作」と言われた前作 「Dust and Dreams」 に劣らぬ素晴らしい作品に仕上がっています。亡き父の出自に興味を持ち、故郷に降り立ったアンドリュー・ラティマーが、ケルトの歴史をテーマに渾身の1作を書き上げました。
ケルトのトラッドで幕を開けたアルバムは、間々にインストの小品を挟みながらサウンドトラックのように展開していきます。メイン・テーマ [3] Harbour of Tears では、7人兄弟の5人までが故郷を離れていく「別れ」のシーンが歌われます。アンドリューが息子、コリン(ベース)が父親のパートを担当しています。息子・娘達を黙って見送る父親の、深い愛情が伝わる名曲です。
[5] Send Home the Slates は、西部の鉄道建設の仕事に就いた息子が、仕送りと共に添えた手紙の内容になっています。「日当は悪くありません、元気です」物悲しいリフが素晴らしいです。
一方、娘達は縫製工場での労働に就いていました。ミシンを踏み1日10時間、上下する [7] Watching the Bobbins (糸巻きを見つめる) 毎日。アンドリューのくぐもった声が歌うのは、日々の生活です。離ればなれになった家族が思うのは、故郷のこと…。[9] Eyes of Ireland では、残された老人が、遠くへ行った娘・息子たちを歌います。「あの港から旅立つなら、故郷は見納めなのさ」。
天国=アイルランドを後にして、新しい土地でそれぞれの生き甲斐を見つける家族。弾む旋律の5分のインストを挟んで、一日の終わりが歌われます。時代を越えて継いでいくもの ― アンドリューの家では、1時間の燃える蝋燭を囲んで、故人の想い出を語り合ったそうです。最後は、船に揺られる波の音がいつまでも続き、そして消えていきます。