2011年、東京にて結成のSurvive Said The Prophet、通称"サバプロ"。今作はそんなサバプロの6枚目となるオリジナルフルアルバム。2021年初頭のメンバー脱退や、コロナウイルスの影響でバンドとしての活動が中々できない中で、バンドが抱えた、逆境、フラストレーション、を跳ね返す爆発力をもった、サバプロの新境地となる1枚。 (C)RS
JMD(2022/07/20)
2年振りとなるフルアルバムリリース!逆境を跳ね返す爆発力を持った、サバプロの新境地となる1枚
2011年、東京にて結成のSurvive Said The Prophet、通称「サバプロ」。
今作はそんなサバプロの6枚目となるオリジナルフルアルバム。
昨年初頭のメンバー脱退や、コロナウイルスの影響でバンドとしての活動が中々できない中で、
バンドが抱えた、逆境、フラストレーション、を跳ね返す爆発力をもった、サバプロの新境地となる1枚。
アルバムタイトルの、"Hateful Failures"は直訳すると、"憎しみの過ち"。
「憎しみ」が「愛」に繋がった瞬間の実体験からイメージされており、"愛"の対となるのは"憎しみ"ではなく、"無"であるという理解から着想を得ており、"嫌悪"を人間性の一部として受け入れることでうみだされた楽曲群が、サバプロたらしめるラウドでヘビーなサウンドで表現されている中、ポップパンクチックな楽曲やミディアムナンバーまで、幅広いジャンルの楽曲が並ぶのもサバプロバンドとしての地力の高さを象徴している。
新たなタームを迎えたサバプロに、是非注目してほしい。
発売・販売元 提供資料(2022/07/10)
荘厳なストリングスで幕を開ける6枚目のアルバムは、剛柔を併せ持った覇気とスケール感を備えた楽曲がずらりと並ぶ。シンガロング・パートをふんだんに盛り込んだ"Papersky"と"Win/Lose"の2曲ではイージーコア的な躍動感溢れるダイナミズムを叩きつけ、ポジティヴなエナジー全開で迫ってくる。その一方で、ラストを締め括るバラード"Prayer"ではYoshの慈愛に満ちた歌声に深く感動させられた。
bounce (C)荒金良介
タワーレコード(vol.467(2022年10月25日発行号)掲載)