トランペットの名手、アリソン・バルサムによる契約継続に相応しい、新たなるコンセプトによる20世紀のアメリカの音楽を探求したアルバム。180gアナログLP盤で、数量限定生産で発売。
アリソン・バルサムは、1978年英国ハートフォードシャー生まれ。トランペットを始めた彼女は、ギルドホール音楽演劇学校やパリ国立高等音楽院で学び、ホーカン・ハーデンベルガーやジョン・ウォーレスらの名手にも師事しています。1998年BBCの「ヤング・ミュージシャン・コンペティション」のファイナリストとなって注目を集め、2000年モーリス・アンドレ国際コンクール「最も美しいサウンド」部門で第1位。グラモフォン賞やクラシック・ブリット賞、エコー・クラシック賞などを数度にわたって受賞しています。2009年、英国最大のクラシック音楽の祭典「プロムス」のラスト・ナイトに登場した際には、ヨット・セーリングの名手でもあることが司会者から紹介されていましたが、そのヨット・デートがスクープされた、『007スペクター』などで知られる映画監督・演出家のサム・メンデスと、2017年1月に結婚したことが報じられています。
名トランペット奏者アリソン・バルサムは、彼女の世代で最もテクニック、音楽的にも、世界的に最も人気のあるトランペッターの一人として広く認められており、情熱的な教育者、音楽教育のスポークスマン、キュレーターとして多面的なキャリアを確立しています。もちろん、様々な種類のモダン・トランペットの名手ですが、ナチュラル・トランペットの名手としても知られています。
世界で最も実力・人気をもつアーティストのアリソン・バルサムは、ワーナークラシックスとは旧EMI時代から20年の専属契約を結んでおり、すでに15枚のアルバムを発売しており、各アルバムは世界的にも高評価を得ておりベストセラーにもなっています。今回ワーナークラシックスと更なる契約延長を結びました。
この契約延長第1弾として選ばれた作品は、これまでの彼女のアルバムとは指向が違ったもので、ジャズがもてはやされた時代に作曲された20世紀のアメリカの音楽を探求しています。当時のクラシックとジャズのソロトランペットの音は、対照的なスタイルでしたが、刺激的で素朴で心に残るものであり、アメリカの聴覚的風景を象徴しています。作曲家と演奏家の両方の間でこの2つのスタイルの出会いの場に魅了されたバルサムは、ジャンルに逆らう楽器のこの特定のキャラクターに対する彼女の深い愛情を共有しようとしています。
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ワーナーミュージック・ジャパン
発売・販売元 提供資料(2022/07/01)
Trumpeter Alison Balsom neatly weaves together several objectives on this program of mostly American music. One is to introduce jazz influences at several levels without turning this into a jazz album. Here, Balsom succeeds, including not only an ambitious arrangement of Gershwins Rhapsody in Blue but also Leonard Bernstein and a trumpet version of a Kurt Weill song in a Gil Evans arrangement. The Gershwin, arranged by Simon Wright, reassigns much of the melodic material (including the famous glissando) to the trumpet while not disregarding the piano part; it is an intricate balance with sensitive work on the piano from Tom Poster. Another idea of Balsoms here is to broaden perhaps British conceptions of American classical music, which is more than an offshoot of jazz. The showcase is the title work, Aaron Coplands underplayed Quiet City, and Balsom offers a tour de force of quiet playing, not overwhelming the English horn. The Rodrigo Concierto de Aranjuez has connections to both these tendencies through its association with Miles Davis Sketches of Spain LP. Balsom fans will be perfectly satisfied by the fact that the star sounds as creamy as ever, but others will be pleased to hear that her ideas about programming have taken a new and adventurous turn. ~ James Manheim
Rovi