暖かみのあるサウンドが新たな輝きを放つ。待望の3rdアルバム。
シカゴのインディ・ロック・デュオWhitneyの待望3rdアルバム。デビューアルバム以来、メロウでハート・ウォーミング、どこか粗削りで素朴なサウンドがメロディーと楽曲の良さを際立たせ、心を鷲掴みにされてきましたが、今作はどこか違う。ジャケットの雰囲気からして。サウンド面、リズム、アレンジなどより彩を増してこれまでの暖かみのあるメロディー、サウンドが新たな輝きを放つ。本質的な魅力はそのままに、次の展開を見せてくれた現在進行形のポップス名盤。 (C)福岡パルコ店:寺本 将巳
タワーレコード(2022/10/14)
シカゴのデュオ、ホイットニーの3年振り、自身3枚目のアルバム!持ち前の魅力的なメロディー、温かいフォークサウンドに、豪華なエレクトロニクスが加わった彼らにしか作り出せない極上のサウンドに満ちた大傑作!! (C)RS
JMD(2022/07/22)
シカゴのデュオによるサード・アルバム。本作は多面的なポップスを鳴らしている。"Nothing Remains"ではJ・ディラに通じるスモーキーでねちっこいビートが刻まれ、"Twirl"の幽玄で甘美なコーラス・ワークは10ccの"I'm Not In Love"を彷彿とさせる。多彩なアレンジが印象的な内容は聴きごたえがあり、聴いてきた音楽の量が多い人ほどさまざまな先達の影を見い出せるだろう。ヴァラエティー豊かなグルーヴも聴きどころだ。たおやかなブレイクビーツによる横ノリが心地良い"Real Love"、ディスコなリズムが踊らせてくれる"Memory"など、ダンスフロアで流れても映えるような曲が目立つ。本作で彼らは、優れたポップ職人であることを改めて証明している。
bounce (C)近藤真弥
タワーレコード(vol.466(2022年9月25日発行号)掲載)