ザ・スミスにとって、オフィシャルでは唯一のライヴ盤『Rank』(88年)は、86年10月23日にロンドン、キルバーンのナショナル・ボールルーム公演を収録したものだが、このライヴは24日のブリクストン・アカデミー公演を挟んで、その3日後である10月26日、ロンドン・パラディウムでの演奏をフル収録したもの。 (C)RS
JMD(2022/07/01)
86年の名盤『The Queen Is Dead』のツアーから、後にライヴ盤『Rank』となった公演の3日後の演奏をフル収録!
ザ・スミスにとって、オフィシャルでは唯一のライヴ盤『Rank』(88年)は、86年10月23日にロンドン、キルバーンのナショナル・ボールルーム公演を収録したものだが、このライヴは24日のブリクストン・アカデミー公演を挟んで、その3日後である10月26日、ロンドン・パラディウムでの演奏をフル収録したものだ。86年と言えば、ザ・スミスの最高傑作であり、ブリティッシュ・ロックの歴史の中でもかなり上位に入るであろう名盤『The Queen Is Dead』をリリースした年。その評価とは裏腹に、アメリカ進出がうまくいかなかったり、ベースのアンディ・ルークがドラッグ問題で解雇~復帰と、バンドは様々な問題を抱えており、疲れ切っていた。そんな中、ルークの代役として加入したクレイグ・ギャノンは、ルークが復帰してからもベースからリズム・ギターに楽器を持ち替えてバンドに残っており、86年のツアーはツイン・ギターによる5人体制になっていた。ここでも、曲によってはなかなか効果的な2本のギターによるアンサンブルが聴かれる。嬉しいのは、『Rank』ではカットされていた、ファンからの支持が厚い名曲「There Is A Light That Never Goes Out」が聴けること。そう、『Rank』は当日のセットリストから6曲がオミットされていたので、10月23日のセットリストから1曲を入れ替えただけのこの10月26日のライヴは、『Rank』の擬似フル・コンサート版として楽しむことも可能だ。音質に多少難があるのは残念だが、インディー・ロック・ファンならば、そういったところも含めて楽しむ耳を持っていると思う。実力派のライヴ・バンドであるザ・スミスの魅力がよく伝わるはずだ。
発売・販売元 提供資料(2022/06/28)