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| フォーマット | 書籍 |
| 発売日 | 2022年06月 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| 出版社 | 明石書店 |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | - |
| SKU | 9784750354231 |
| ページ数 | 308 |
| 判型 | 46 |
構成数 : 1枚
序章
1 社会の女性への眼差しを問題視しない「女性が輝く社会」
2 「わきまえる」が意味する「従属的」女性認識――「イエ中心主義」の政治指向
3 なぜ「女性に対する認識」が障害になるのか
4 「政治分野における男女共同参画推進法」が施行されても……
5 自民党の政治指向に焦点を当てる意味――サブカルチャーとしての政治文化
6 本書の構成
I 女性認識の形成と再生産――自民党の政治指向をめぐって
第1章 女性議員数の推移と概観
1 戦後初の衆議院議員選挙から減少が続く
2 躍進の九〇年代
3 女性性の利用――「クリーン」と「革新」
4 「おたかさんブーム」――女性性の戦略利用
5 「小泉チルドレン」――改革派のイメージと風頼み
6 「小沢チルドレン」と「小沢ガールズ」
第2章 自民党の政治指向「イエ中心主義」
1 「イエ中心主義」が貫く政治指向
2 「イエ中心主義」――強いイエ意識
3 近代化への批判――近代化を超える「現代化」の模索
まとめ
第3章 家族イデオロギーの形成と日本型福祉社会
1 「日本の自殺」にみる近代化への批判と母性の喪失
2 高度経済成長と福祉への視線
3 田中角栄と「福祉元年」――自民党支持基盤の強化と瓦解
4 日本型福祉社会論の登場――「生涯設計計画――日本型福祉社会のビジョン」
5 大平正芳から中曽根康弘へ――つながれる家族観と日本型福祉社会
6 日本型福祉社会――家庭や個人による安全保障システム
7 中曽根内閣の行革と日本型福祉社会
まとめ
第4章 日本型多元主義による「イエ集団」としての政党
1 日本型多元主義とは何か
2 「腐敗の研究」による戦後保守の終焉宣言と総裁公選制
3 日本型多元主義の台頭と自民党長期政権
4 日本型多元主義に含まれない女性――組織化されない女性たち
まとめ
第5章 政治指向の象徴としての血縁継承
1 「イエ中心主義」の議席継承
2 血縁継承の定義
3 自民党議員全体に占める血縁継承
4 血縁継承と女性当選者
5 血縁継承と個人後援会
まとめ
II 自民党議員のキャリアパス分析――候補者選定の傾向について
第6章 「イエ中心主義」の議員選定
1 自民党を構成している議員たち
2 四大供給グループにおける血縁継承者
第7章 医療関係出身者のキャリアパス
1 女性医療関係出身者はバックに広域組織
2 医療関係者のキャリアパス
3 男性医療関係出身者の場合はエリート集団のキャリアパス
第8章 教育関係出身者のキャリアパス
1 政治家をゴールにした女性教育関係出身者
2 女性教育関係出身者のキャリアパス
3 男性教育関係出身者のキャリアパス
第9章 メディア出身者のキャリアパス
1 知名度キャリアとしてのメディア
2 男性メディア関係出身者のキャリアパスと傾向
第10章 民間企業出身者のキャリアパス
第11章 地方議会から国政へのキャリアパス
第12章 地方議会と女性議員
終章
註
日本型福祉社会と日本型多元主義をめぐる主な論評や出来事一覧
あとがき
人名索引
事項索引
名キャスターにして社会学者、その主著。
自民党は長らく、女性を従属的な「わきまえる」存在と見なし、「イエ中心主義」の政治指向を形成してきた。
戦後の保守再生の流れの中で、そうした女性認識はいかに形作られ、戦略的に再生産されてきたのか。
国会に女性が増えない原因を解き明かす画期的試み。

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