後にANIMAに発展するPaul(horn/vo/per) & Limpe(vo/per)のFuchs夫妻による幻の前身バンドにして、W & W/LIMBUS 4と並ぶジャーマン・ロック極北のエクスペリメンタル・グループ、Limpeのが所有するアーカイブの中から発見されたという'73年録音の幻の未発表音源が、イタリアの名門レーベルAlga Marghenより300枚限定アナログ盤にてリリース。
本作は'Underground''Altena'と名付けられた2つのセクションから構成されており、これは当時ANIMA-SOUNDも参加を果たしたドイツの急進的ジャズ・フェスティバル'New JazzMeeting Burg Altena'に因んで命名されたという。このデュオ/グループの特徴はと言えば、Fuchshorn、Fuchszither、Fuchsbass…など自身の名を冠した自作のユニークな楽器を用いる点であり、所謂スタンダードな楽器とはその響き/音色/表現力を異にする音像を提供。装飾音を主体とするPaulの演奏とLimpeのタガの外れた歌声はいずれもフリーキーかつ自発的で、互いに干渉しているのかそうで無いのか音だけでは判別しがたい場面も多いが、その中で破綻スレスレながら妙な調和と統制が図られている印象が持たれるのも事実。70年代前半という時代における、フリー・ジャズ~エクスペリメンタル・ミュージック~クラウト・ロックの密かな接点として改めて確認しておくべき重要作。
発売・販売元 提供資料(2022/07/05)