『THE MOMENT』以来、約8年ぶりのオリジナル・アルバムをリリース。 (C)RS
JMD(2022/08/01)
角松敏生がニューアルバム『Inherit The Life』をリリース!
『THE MOMENT』以来約8年ぶりのオリジナルアルバム!
今作は、既に先行配信されている「MILAD #1」、「MILAD #2」からの楽曲をブラッシュアップした別バージョンと、新たに制作された楽曲で構成された全17曲収録のアルバム。
現在のポップスの礎となった60年代から90年代の30年間の間に生み出された様々な大衆音楽のエッセンスが散りばめられたような作品。それはすなわち角松敏生がその音楽家人生の中で、体感し咀嚼してきた歴史そのものを彼なりの解釈で遺そうと試みたのではないだろうか。
タイトル『Inherit The Life』 に込められた想いは、生命の継承であり、彼自身の人生の継承、つまり彼自身が経験してきた音楽の継承という意味にもとれるだろう。
ロックンロール、ロック、プログレッシブロック、R&B、ファンク、ジャズ、さらにはEDM黎明期、その時代を知る人ならニヤリとするフレーバー満載の作品だ。
尚、本作は今年の秋と来年秋に公演される角松敏生がライフワークとして目指してきた彼独自の音楽エンターテインメントMILAD(MusIc Live, Act & Dance)のサウンドトラックでもあるという。
発売・販売元 提供資料(2022/07/29)
オリジナル・アルバムとしては〈プログレッシヴ・ポップ〉を謳った『THE MOMENT』(2014年)以来8年ぶりになる本作は、彼が今年と来年の秋に開催する独自のステージ〈MILAD(MusIc Live, Act & Dance)〉のサントラなのだそう。フュージョンやAORもあればビッグバンドもあり、80年代のアフター5的な踊り場のノリがある一方で『東京少年少女』的なミュージカル感もあり、それら多様なパートから成る全編を組曲風に聴かせる展開はまさに『THE MOMENT』的。そう書けば本作はこの10年ほどかけて角松が試みてきた表現を集大成したものなのかもしれない。シック"Good Times"と自身の"Step into the Light"のメドレー、すこぶるグルーヴィーな"DANCE IS MY LIFE"など個別の聴きどころは膨大!
bounce (C)出嶌孝次
タワーレコード(vol.465(2022年8月25日発行号)掲載)