2018年の前作『シミュレーション・セオリー』まで6作連続全英チャート1位を記録中と、まさに無双の3ピース・ロック・バンドとしてここ日本でも絶大な人気を誇るミューズが、待望のギター・サウンド満載のアルバムを引っ提げてシーンに帰還!エレクトロ・サウンドを果敢に取り入れた前作から一転、今作はミューズらしいロックに回帰しながらも、時代と向き合った彼らの先進性が見事に融合した完全無欠の内容に仕上がっている。先鋭的グラム・ロックから80s風ポップ、ピアノ・バラードと幅広いサウンドを持ち、彼らがリスペクトするクイーンの影響も随所に感じられる作品となった。 (C)RS
JMD(2022/08/24)
これぞミューズのロック!進化する圧巻のサウンド・スペクタクル!
2018年の前作『シミュレーション・セオリー』まで6作連続全英チャート1位を記録中と、まさに無双の3ピース・ロック・バンドとしてここ日本でも絶大な人気を誇るミューズが、待望のギター・サウンド満載のアルバムを引っ提げてシーンに帰還!
エレクトロ・サウンドを果敢に取り入れた前作から一転、今作はミューズらしいロックに回帰しながらも、時代と向き合った彼らの先進性が見事に融合した完全無欠の内容に仕上がっている。先鋭的グラム・ロックから80s風ポップ、ピアノ・バラードと幅広いサウンドを持ち、彼らがリスペクトするクイーンの影響も随所に感じられる作品となった。メタリックなサウンドでは徹底的にヘヴィに、バラードでは凍えるような切なさを湛えたラヴ・ソングと、静と動の差が激しくある中でもポップさも決して失わないバンドは今彼ら以外には存在しないだろう。また、現代社会の閉塞感、歪み、いじめ、権威主義、戦争など、世界ではびこる社会問題とリンクした歌詞も作品に深みを与えており、勇気を奮い立たせてくれるようなフレーズの数々が世代も国境も越えて共感を呼ぶこと必至だ。ソニーミュージック・ジャパン移籍第1弾!
発売・販売元 提供資料(2022/06/27)
不穏なメタル・リフが光る"Kill Or Be Killed"が文句なしのかっこ良さ。また、"Won't Stand Down"における爆発力溢れるヘヴィネスにも痺れた。6作連続で全英1位を獲得している彼らの9枚目のアルバムは、ロックの本道に回帰した傑作だ。セルフ・プロデュース作という点も大きく、先述したラウドな質感を備えつつ、持ち前のオペラから近作のエレクトロまで包括した懐の深さ。決定打的な一枚と言っていい。
bounce (C)荒金良介
タワーレコード(vol.465(2022年8月25日発行号)掲載)