たおやかな風のように、喉を潤す水のように、森に遊ぶ小鳥のように。心を和らげてくれる微笑みの音楽。現代アルゼンチンのネオ・フォルクローレ史に刻まれる『ルス・デ・アグア』2部作、カルロス・アギーレ/ゴンサロ・ディアスとのトリオ名義で発表した『アグアシラバス』を経て、セバスティアン・マッキがソロ名義の新作『メロディア・バルディア』を発表。セバスティアンならではの穏やかな歌声とメロディー、ナチュラルでリリカルなピアノはそのままに、多彩なゲストを迎え、曲想やハーモニー/アレンジ面で大きな飛躍を遂げた意欲作。いつまでも大切に聴きたいアルバムがまた、パラナの岸辺から届きました。
多くの人々にとって生涯の一枚となったアルゼンチン・ネオ・フォルクローレ屈指のアルバム『ルス・デ・アグア』2部作(2005、2015)の中心人物として注目され、ピアノ・ソロの名作『ピアノ・ソリート~たったひとりのピアノ』(2016)、カルロス・アギーレ/ゴンサロ・ディアスとのピアノ・トリオ作『アグアシラバス』(2019)など、寡作ながら記憶に残る作品を発表してきたセバスティアン・マッキが、待望のソロ名義での新作を完成させました。
これまではアルバムごとに固定されたメンバーで制作してきましたが、本作ではフェルナンド・シルバ(コントラバス)とゴンサロ・ディアス(ドラム/パーカッション)との盤石のトリオによる、歌心と繊細なダイナミズムを感じさせるアンサンブルを基本にしつつも、多様なゲストが曲ごとに彩りを添えています。参加ミュージシャンは、ヴィトール・ゴンサルヴェス(米国名門レーベルSUNNYSIDEからリーダー・アルバムをリリースしたブラジル人ピアニスト)、マウロ・レジェス(カルロス・アギーレ・キンテートのメンバー)、ニコ・イバルブル(ウルグアイの音楽シーンを代表するSSW)、アニータ・アルチェッティ(アコーディオン/ヴォーカル)、ウーゴ・マルドナード(ヴォーカル&ギター)、レアンドロ・ドラゴ(シンセサイザー/SE)など。さらにはヴァイオリン/ヴィオラ/チェロ/フルート/クラリネット/トランペット/ホルンによる室内楽アンサンブルを2曲で導入するなど、意欲的な試みも。
アルゼンチンだけでなくブラジルやウルグアイのアーティストを起用し、それぞれの音楽性を活かしながらも、曲想やハーモニー/アレンジ面で自身の新境地を切り開き、セバスティアン・マッキならではの音楽として完成させた本作。音楽的盟友にして師と仰ぐカルロス・アギーレの名盤『オリジャニア』を彷彿とさせます。
■4面紙ジャケ(135×135)/歌詞リーフレット封入/対訳・ライナー収録の16頁ブックレットを紙ジャケ中面に貼付けたアートブック仕様
■ライナーノーツ:石郷岡学(yama-bra)
■歌詞対訳:西村秀人・谷本雅世(PaPiTaMuSiCa)
発売・販売元 提供資料(2022/06/21)