アコースティック・ギターを抱えた吟遊詩人、ジェイソン・ムラーズ。サンディエゴが生んだ天才言葉職人がスティーヴ・リリーホワイトをプロデュースに迎えて制作したセカンド・アルバム『MR. A-Z』が発売17周年を迎え、ボーナス・トラックを収録した2枚組で初アナログ化が実現!!
極上のメロディ・ラインと天才的なソングライティング能力で、名実共に全米を代表するシンガー・ソングライターとなったアコースティック・ギターを抱えた吟遊詩人、ジェイソン・ムラーズ。2002年にアルバム『ウェイティング・フォー・マイ・ロケット・トゥ・カム』でデビューした彼は、1年のほとんどをライヴで費やす地道な活動によって全米50万枚突破という成功を導き、新世代シンガーソングライターの筆頭株としての地位を揺るぎないものとした。ソウル、ファンク、レゲエ、R&Bをベースに、洗練されたポップ・ソングを仕立てあげる職人技とも呼ぶべきソングライティング、そしてトレードマークでもある、HIP HOPの歌唱法を取り入れたラップ調の早口なヴォーカルによってシーンにその個性を際立たせた彼が、2005年にリリースしたのが、セカンド・アルバムとなる『MR. A-Z』である。
U2やXTCなどとの仕事で有名な大御所スティーヴ・リリーホワイトをプロデューサーに迎え、約1年を費やして完成された本作は、そのソングライティングに一層磨きがかかり、ソウル、R&B、ファンクを基調に、ジャズやボサノヴァのテイストも融合されることにより、さらに楽曲は深みを増し、曲毎にまったく異なった表情を見せている。全米初登場5位を獲得した『MR. A-Z』は、ゴールド・ディスクにも認定されるヒットに。また大ヒット・シングル「ワードプレイ」も生まれている。またレイチェル・ヤマガタがゲストに参加していることも話題となった。
その『MR. A-Z』の初アナログ化が遂に実現!2枚組でリリースされる『MR. A-Z(Deluxe Edition)』にはLP2のSide Bにアルバム収録曲の未発表インストゥルメンタル・ヴァージョンが4曲ボーナス・トラックとして収録されている。
発売・販売元 提供資料(2022/06/17)
In case you didn't catch the pun in the title of Jason Mraz's sophomore album, Mr. A-Z, the singer/songwriter repeats it in the chorus of "Wordplay," the first single from this follow-up to his hit 2002 debut, Waiting for My Rocket to Come. It's a play on his last name, which is appropriate, since it indicates his self-absorbtion, but it's a good match for the dirty-joke title of his debut. Mraz's loose-limbed, litely funky, litely jazzy pop recalls Matthews and all of the post-Aware Records singer/songwriters who followed in his wake; he loves to have his words spiral up and down on a cascade of moon/June/spoon rhymes and repetition. All of these traits were apparent on Waiting for My Rocket to Come, but with a little success underneath his belt, Mraz indulges himself on Mr. A-Z, constructing songs that give him a place to sing about himself. For those who enjoyed those undercurrents in his debut, this will be a delight. ~ Stephen Thomas Erlewine
Rovi
カリフォルニアに暮らす、ロックとラップが好きな現在28歳が鳴らすポップ・ミュージック。ビートはヒップホップで、ギター・サウンドはオルタナ以降のそれ、そして歌は適度にソウルフルで、時にフォーキー。ジェイソン・ムラーズは、まさしくそんないまのアヴェレージ・ホワイトの典型的なアーティストと言っていい。全米で大ヒットを記録したデビュー作から約2年ぶりとなるこの新作も基本的な下地は変わらない。スティーヴ・リリーホワイトがプロデュースに招かれ、元ジェリーフィッシュのロジャー・マニングやレイチェル・ヤマガタらが参加しているのには仰天したが、いまどきここまで臆面なくメインストリームを闊歩するような作品に仕上げたことがなにより立派。おまけに歌も上手いし曲もリスナーのツボを突くような展開になっていて、優等生すぎるのがあまのじゃくにはちょっと眩しいが、まあ、憎めない一枚ってことで。
bounce (C)岡村 詩野
タワーレコード(2005年08月号掲載 (P80))