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第三次世界大戦はもう始まっている

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フォーマット 書籍
発売日 2022年06月17日
国内/輸入 国内
出版社文藝春秋
構成数 1
パッケージ仕様 新書
SKU 9784166613670
ページ数 208
判型 新書

構成数 : 1枚

  1. 1.[書籍]

ロシアによるウクライナ侵攻を受けての緊急出版。

戦争を仕掛けたのは、プーチンでなく、米国とNATOだ。
「プーチンは、かつてのソ連やロシア帝国の復活を目論んでいて、東欧全体を支配しようとしている。ウクライナで終わりではない。その後は、ポーランドやバルト三国に侵攻する。ゆえにウクライナ問題でプーチンと交渉し、妥協することは、融和的態度で結局ヒトラーの暴走を許した1938年のミュンヘン会議の二の舞になる」――西側メディアでは、日々こう語られているが、「ウクライナのNATO入りは絶対に許さない」とロシアは明確な警告を発してきたのにもかかわらず、西側がこれを無視したことが、今回の戦争の要因だ。
ウクライナは正式にはNATOに加盟していないが、ロシアの侵攻が始まる前の段階で、ウクライナは「NATOの"事実上"の加盟国」になっていた。米英が、高性能の兵器を大量に送り、軍事顧問団も派遣して、ウクライナを「武装化」していたからだ。現在、ロシア軍の攻勢を止めるほどの力を見せているのは、米英によって効果的に増強されていたからだ。
ロシアが看過できなかったのは、この「武装化」がクリミアとドンバス地方の奪還を目指すものだったからだ。「我々はスターリンの誤りを繰り返してはいけない。手遅れになる前に行動しなければならない」とプーチンは発言していた。つまり、軍事上、今回のロシアの侵攻の目的は、何よりも日増しに強くなるウクライナ軍を手遅れになる前に破壊することにあった。
ウクライナ問題は、元来は、国境の修正という「ローカルな問題」だったが、米国はウクライナを「武装化」して「NATOの事実上の加盟国」としていたわけで、この米国の政策によって、ウクライナ問題は「グローバル化=世界戦争化」した。
いま人々は「世界は第三次世界大戦に向かっている」と話しているが、むしろ「すでに第三次世界大戦は始まった」。ウクライナ軍は米英によってつくられ、米国の軍事衛星に支えられた軍隊で、その意味で、ロシアと米国はすでに軍事的に衝突しているからだ。ただ、米国は、自国民の死者を出したくないだけだ。
ウクライナ人は、「米国や英国が自分たちを守ってくれる」と思っていたのに、そこまでではなかったことに驚いているはずだ。ロシアの侵攻が始まると、米英の軍事顧問団は、大量の武器だけ置いてポーランドに逃げてしまった。米国はウクライナ人を"人間の盾"にしてロシアと戦っているのだ。

作品の情報

メンバーズレビュー

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まさに旬の本です。現状を深掘りした第四章だけでも一読の価値があります。ロシア軍の予想外の弱さ、ロシア経済の予想外の耐久力、時代遅れの戦車と空母、一枚岩ではないNATO、戦争の長期化で重要なのは「兵器の生産力」、引くに引けない米国等々、日本の評論家とは一味違う分析でした。一方、第一章は親ロシア学者らしいロシア寄りの論評。橋下徹や鈴木宗男や佐藤優の主張と変わりませんが、複眼的に捉えるために親ロシア派の理屈を知っておいて損はありません。また急激に変化する世界情勢にアンテナを高くしておく必要があると思いました。
2023/01/29 キックさん
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