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クラシック
CDアルバム

ベルリオーズ: 幻想交響曲、チャイコフスキー: 「くるみ割り人形」組曲

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フォーマット CDアルバム
発売日 2022年07月21日
国内/輸入 輸入
レーベルGrand Slam
構成数 1
パッケージ仕様 -
規格品番 GS2270
SKU 4573686060638

構成数 : 1枚

【曲目】
(1)ベルリオーズ:幻想交響曲 Op.14a
(2)チャイコフスキー:「くるみ割り人形」組曲 Op.71a
(序曲/行進曲/こんぺい糖の踊り/トレパック(ロシアの踊り)/コーヒー(アラビアの踊り)/お茶(中国の踊り)/あし笛の踊り/花のワルツ)

【演奏】
オスカー・フリート(指揮)
(1)ソビエト国立交響楽団
(2)ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団

【録音】
(1)1937年/モスクワ、(2)1929年2月5、6日
使用音源:
(1)Private archive(2トラック、38センチ、オープンリール・テープ)
(2)コロンビア L2318/20(SP盤/78回転)
録音方式:モノラル

  1. 1.[CDアルバム]

作品の情報

商品の紹介

オスカー・フリートによる史上屈指の怪演奏、
最良の状態で復刻!
ベルリオーズの幻想交響曲&
チャイコフスキーの「くるみ割り人形」組曲、
読みごたえたっぷりの超充実解説書付き!

■制作者より
オスカー・フリート(1871-1941)はベルリンに生まれ、主にドイツで活躍するも旧ソ連に亡命、その地で謎の死を遂げた指揮者です。マーラーと親しく交わり、マーラーの交響曲第2番「復活」を史上初めて録音したことでも有名です。
フリートはラッパ吹き込みの時代に「復活」のみならず、R.シュトラウスのアルプス交響曲、ブルックナーの交響曲第7番などの大曲を録音していますが、その録音遺産の中でもひときわ異彩を放っているのがベルリオーズの幻想交響曲とチャイコフスキーの「くるみ割り人形」組曲です。
1937年のモスクワで光学式フィルムに収録されたと言われる幻想交響曲は、第1楽章の冒頭に象徴されるように、亡霊がさまようような恐ろしさに満ちています。不意にテンポは揺れ、響きは暗く沈み込んでいきます。ことに印象的なのは、足を引きずるような第4楽章、そして第5楽章の異様な鐘の音です。
この演奏は2007年6月、CDRのシリーズ"Serenade"で一度復刻し、CDRながらスマッシュ・ヒット作となりました(SEDR-5000)。その時はLP復刻(オイロディスクのLP)でしたが、今回は2トラック、38センチのオープンリール・テープを使用、望みうる最善の音を獲得しました。
チャイコフスキーはSP復刻です。こちらはまったりと遅い曲と、狂気のような快速曲とが対比されています。たとえば〈行進曲〉はトランペットのタンギングがついていけるギリギリの速さ。そして、〈トレパック〉はそれこそ"トレパニック"のような超快速で、おまけに加速して終わる、とんでも演奏です。〈花のワルツ〉も冒頭の粘りのあるハープがその先を予告、曲が進むにつれてヴォルテージが上がり、異様な雰囲気となります。ちなみに、フリートは「くるみ割り人形」組曲を1927年にベルリン国立歌劇場管弦楽団(ドイツ・ポリドール)と録音していますが、こちらはごく標準的な演奏です。
解説書は、ここぞとばかりに文字情報、写真等を盛り込みました(表紙込みの12ページ)。この史上屈指の怪奇演奏とともに、たっぷりと楽しめます。(平林直哉)
キングインターナショナル
発売・販売元 提供資料(2022/06/14)

メンバーズレビュー

2件のレビューがあります
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オスカー・フリート指揮による超個性派演奏。わたしにとってオスカー・フリートはマーラーの「復活」を史上初めて録音した指揮者という知識しかなかったが…。これは何だろう。オスカー・フリートそしてオーケストラは本気なのだろうか。いやオスカー・フリートは本気だろう。オーケストラはこの曲を演奏したことがなかったのだろうか。まさかそんなはずはないだろう。オーケストラも、わたしには心から「本気で」演奏しているように聞こえる。わたしにはこの演奏は「なるほどね」と思えた。この演奏は、初心者には「幻想交響曲」の演奏としては薦められないだろう。だけど「幻想交響曲」にはこういう演奏もあるとして薦める価値は大いにあると感じた。

2022/08/06 Cranさん
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