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鉱物 石への探求がもたらす文明と文化の発展

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フォーマット 書籍
発売日 2019年04月12日
国内/輸入 国内
出版社大阪大学出版会
構成数 1
パッケージ仕様 -
SKU 9784872595260
ページ数 98
判型 A4

構成数 : 1枚

第1章人類の文明の発展は「石」の活用と共にある



節1 人類と「石」との関わり

石器:「石」を道具に加工する/金属器:「石」から金属を取り出して利用/芸術と「石」/石材の利用


節2 陶磁器

原料となる石/釉薬に用いられる石/陶土と陶石に恵まれた日本列島/地質資源と人類の未来


節3 鉱物とは?

「岩石」と「鉱物」/鉱物の種と分類/鉱石


節4 宝石となる鉱物

東洋の宝石「ひすい」/「ひすい」の語源



節5 日本の宝石・ひすい

日本人とひすい/ 2種類のひすい,「硬玉」と「軟玉」/ひすいの色の多様性について/ひすいの生成/日本の国石



第2章「本草学」から「鉱物学」への道



節1 「本草学」にさかのぼる

日本の鉱物学


節2 石の薬「石薬」

「石薬」とされた石


節3 東西の本草学者と「石」

平賀源内と鉱物/上方の本草学者


節4 本草学から奇石趣味へ

元祖石マニアs木内石亭の登場/木内石亭による研究の集大成『雲根志』/『雲根志』などに収録されている奇石


節5 近代日本の鉱物学の黎明

西洋の自然科学史/「金石学」から「鉱物学」へ



第3章 日本の鉱業―近世の金・銀・銅山―



節1 近世における日本の鉱業

金山/銀山/銅山


節2 石見銀山産の江戸時代の鉱石

石見銀山について/鉱石標本の概要/産出地について/標本の由来と製作経緯の考察/石見銀山資料館



第4章 標本の歴史をひもとく



節1 標本の歴史をひもとく

大阪大学鉱物標本/戦前のコレクション/戦後のコレクション


節2 「ラベル」からたどる鉱物標本のルーツ

大阪大学鉱物標本にみられる「ラベル」


節3 地域に密着した鉱物標本―大阪府の鉱物―

大阪の鉱業


節4 大阪大学ゆかりの研究者と鉱物

益富寿之助博士/大阪大学ゆかりの新鉱物



第5章 「宇宙の石」と「地球の石」


節1 隕石

隕石(Meteorite)とは/隕石の種類と分類/始原的隕石と分化した隕石


節2 南極の氷原は隕石の宝庫

やまと山脈探査/南極での隕石発見の記録/なぜ南極で大量の隕石がみつかるのか/研究資料としての南極隕石/火星起源隕石/月起源隕石


節3 地球の石

地球の「石」に目を向ける/地球の構造/地殻における多様な岩石,鉱物の誕生/地球の岩石の種類/宇宙的にも希少な鉱物ができるメカニズム/地球の鉱物資源と人類の未来


節4 「はやぶさ」の小惑星探査

小惑星探査プロジェクト/宇宙探査の未来を拓く分析技術飛行時間質量分析計/「はやぶさ」によって解き明かされた小惑星の姿/「はやぶさ」の成果―小惑星「イトカワ」の年代を探る―/「はやぶさ2」の挑戦



付記 大阪府の「県の石」について

「県の石」が見つかる地層/県の石「岩石」:和泉石/県の石「鉱物」:ドーソン石/県の石「化石」:マチカネワニ

  1. 1.[書籍]

眺めていたい美しい宝石類、金銀銅、鉄はもちろん、薬になる石など、人々がどんな石に、どうやって興味を寄せたことで文明と文化が変わってきたのか。豊富な石の写真と図版を集めた98頁(カラー82頁)で紹介する図録。宇宙の鉱物、隕石の紹介、小惑星「イトカワ」の研究も紹介します。好評を得た大阪大学総合学術博物館第12回特別展「The Mineral World―人と鉱物のつむぐ物語」の関連書籍。

作品の情報

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編集: 石橋隆澤田操伊藤謙

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