ブラック・ミュージックの歴史をベン・ハーパー流に見事に昇華した傑作。
ワイゼンボーン社のラップスティール・ギターを携えてデビューしてから約28年、深化/進化を止めないベン・ハーパー。(最近では、意外にもハリー・スタイルズの作品にも参加。)そんな彼が全曲歌モノとなる新作を発表。ファンキーなギターとゴスペル・コーラスが牽引する(2)、カーティス・メイフィールドにも通ずるファンキーな(3)、スクラッチとスライド・ギター、サックスのブロウがディープに絡む(4)、クラヴィネットとちょいレゲエ風なフレーズが楽しい(5)、サム・クックを思わす(7)、ハーパー流サザン・ソウル・バラッド(8)などファンク/ゴスペル/ソウル/ブルース/レゲエ等のルーツ・ミュージックを見事に昇華した傑作。 (C)商品本部:狩野 卓永
タワーレコード(2022/08/05)
グラミー賞を三度受賞するシンガーソングライター/ミュージシャン/プロデューサー、ベン・ハーパーのニュー・アルバムが完成。クリサリス・レコードからは初となるシェルドン・ゴンバーグとの共同プロデュース作! (C)RS
JMD(2022/06/18)
ソロ名義の歌ものとしては、何気に11年ぶり。数々の共演を経て、いま一度みずからの音楽作法を見つめ直した結果なのか、自身でベースとドラムも演奏した16枚目のアルバムは、これまで以上にファンキーでブルージーな作品に! 70年代のソウルを彷彿させつつ、現代風の味付けも織り交ぜ、ラップ・スティールによるインスト作品だった前作以上に新境地をアピール。ギターだけに頼らないアンサンブルも聴きどころだ。
bounce (C)山口智男
タワーレコード(vol.464(2022年7月25日発行号)掲載)