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| フォーマット | 書籍 |
| 発売日 | 2020年03月17日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| 出版社 | 大阪大学出版会 |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | - |
| SKU | 9784872597080 |
| ページ数 | 340 |
| 判型 | A5 |
構成数 : 1枚
はじめに
序章 私たちが考える共生学
第1部 共生学とはなにか
第1章 共生の相互作用的基盤とはなにか―違和感、不快感と不断の交渉
第2章 「共生」の位相を巡る思想史―小さな物語の横溢?大きな物語の欺瞞?
第2部 今を生きる
第3章 「地域共生社会」の再検討―高齢者を起点とする多世代共生の実践
第4章 フィールド栄養学からみた食と健康―インド・ヒマラヤ高地の遊牧民と難民を事例として
第5章 戦時性暴力と地域女性史―フェミニズムが支えるスピークアウト
第6章 なぜ子供たちが知らないままでいることを望むのか?―学校で包括的性教育を実施することの困難とその解決に向けて
第3部 ともに生きる
第7章 国際的支援と住民の自助を再考する―ケニア・スラムの無認可私立学校を事例として
第8章 共生社会に向けての共創―宗教と科学技術による減災のアクションリサーチから
第9章 共生のグループ・ダイナミックスとその技法―中越地震からの復興過程を通して
第4部 さまざまな共生のかたち
第10章 死者との共同体―記憶の忘却と存在の喪失
第11章 消滅というリアリティに向き合う―非人間的な存在とのかかわりをとらえなおす
第12章 共に治す―人新世における人間と植物の共生をめぐって
補論 共生学はどこからきて、どこにむかうのか
おわりに
執筆者紹介
環境共生、人間共生、多文化共生など、「共生」に関するさまざまな個別研究が広がるなかで、「共生学」という新たな学問の開拓に挑戦する。「他者との出会い」「グローバリゼーション」という基礎的概念から出発し、高齢者、食と健康、フェミニズムと地域史、性教育と学校、国際協力、宗教と科学技術をめぐる共創、災害復興とボランティア、死者、潜在的な他者、植物といった共生にまつわる諸課題への実践を包含・体系化し「共生のフィロソフィー」「共生のサイエンス」「共生のアート」として整序する。大阪大学大学院人間科学研究科が宣言する「共生学」とは何か。『共生学が創る世界』(2016年刊)発展編。

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