社会正義の戦士であり、彼が歌った歌詞は、彼の民族の社会文化的な懸念を明確に表現するものであったというレミー・オンガラの1989年Real World録音作品がリイッシュー。新たなジャケットでデジパック仕様。
ザイールからコンゴ民主共和国になる前のベルギー領コンゴで生まれたシンガー/ギタリスト、レミー・オンガラは、養子先のタンザニアでスーパースターの地位に上り詰め、「ドクター」と呼ばれるようになったという。オーケストラ・スーパー・マティミラを率いて、コンゴのスークスにタンザニアのリズムを加え、ファンク、ソウル、ラテン音楽も取り入れた。彼は、家族を支える唯一の存在であった自分に降りかかった問題について歌った。貧困、人種差別、汚職など、多くの東アフリカの一般市民が影響を受け、今もなお影響を与え続けている問題となっている。
スワヒリ語で「脳」を意味する「ウボンゴ」という言葉を用いて、これは良心とグルーヴを持った音楽であることから、オンガラは彼のサウンドを「ウボンゴ・ビート」と呼んだ。Super Matimilaは、WOMADなどのフェスティバルで演奏しながらヨーロッパをツアーしていたが、本作品を録音するためにReal World Studiosに立ち寄った。このアルバムは、スワヒリ語と英語両方の歌詞があり、西洋では両言語を用いた最初の録音となった作品。ベーシスト、サックス奏者、3人のパーカッショニスト、3人のギタリストが東アフリカのスークスを演奏し、リーダーの独特な声のトーンも生かされている。
発売・販売元 提供資料(2022/06/24)
This Tanzanian take on soukous is as restrained as the Zairian form is hedonistic. Ongala's songs on social themes are delivered with winning conviction. ~ Bob Tarte
Rovi