モロッコ北部のリフ山地の村に住む男性だけのスーフィー音楽隊で、古代ペルシャにルーツを持つ文化の継承者であるThe Master Musicians of Jajoukaによる1995年録音作品。ジャケットはオリジナルから変更されたリイッシュー。デジパック仕様。
同族であるアッタール家に代々伝わる彼らのトランス音楽は、複雑でメロディアスであると同時に、スピリチュアルでヒーリングなもの。リラ(フルート)、ガイタ(オーボエ)、ギンブリ(バスリュート)、手や棒で叩く太鼓などの楽器で奏でられ、集中的に練習され、しばしば徹夜で演奏されるという。ザ・ローリング・ストーンズとレコーディングし、カウンターカルチャーの第一人者ティモシー・リアリーに「4000年来のロックンロールバンド」と宣言され、10年ぶりにヨーロッパツアーを行ったこのバンドは1995年、バシール・アッタルをリーダーにしてリアル・ワールドに登場。少数の熱狂的な聴衆の前でライブ録音されたこの3曲の演奏には、その場にいるミュージシャンの深く感じた情熱がすべて詰まっており、声と楽器が融合し、感動を呼ぶこと請け合い。「My God My Love Has Come」はストリングスをフィーチャーしている。「The Real Long Night in Jajouka」はフルートの比重が高い。「Boujeloudia」では、オーボエのようなガーイタに焦点が当てられている。しかし、熱は終始高まり、燃えている演奏だ。
発売・販売元 提供資料(2022/06/24)